特許
J-GLOBAL ID：201003023005909569
反応装置
発明者：
出願人/特許権者：
代理人 (2件)：
木戸 一彦
, 木戸 良彦
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2008-267458
公開番号（公開出願番号）：特開2010-094604
出願日： 2008年10月16日
公開日（公表日）： 2010年04月30日
要約：
【課題】簡単な構造でシール性の向上と収率の向上を図ることができると共に、カラムやエンドフィッティングの交換作業や配管作業を簡便に行うことのできる水素化反応に適した反応装置提供する。【解決手段】反応装置は、水素触媒を充填した金属製のカラム11の入口から原液L1と水素ガスHとを導入し、これらをカラム11内の水素触媒の作用で水素化反応させ、反応液L2をカラム11の出口から導出するもので、カラム11の入口側には、円盤状のフィルタ12と分散板13とを介して入口側エンドフィッティング21が固着され、カラム11の出口側には、円盤状のフィルタ14を介して出口側エンドフィッティング31が固着される。入口側エンドフィッティング21には入口側ヘッド41が着脱可能に連結され、出口側エンドフィッティング31には出口側ヘッド51が着脱可能に連結される。【選択図】図1
請求項（抜粋）：
水素化触媒を充填した金属製のカラムに原液と水素ガスとを導入して水素化反応させる反応装置において、
開口端に分散板及びフィルタを設けた前記カラムの入口側端部が挿入される入口側カラム連結口を有する金属製の入口側エンドフィッティングと、開口端にフィルタを設けた前記カラムの出口側端部が挿入される出口側カラム連結口を有する金属製の出口側エンドフィッティングと、前記入口側エンドフィッティングに設けられた入口側連結凸部が着脱可能に連結される入口側連結凹部を有する金属製の入口側ヘッドと、前記出口側エンドフィッティングに設けられた出口側連結凸部が着脱可能に連結される出口側連結凹部を有する金属製の出口側ヘッドとを備え、
前記入口側連結凸部と前記入口側連結凹部とは、入口側連結凸部の基部に設けられた中径円筒部が入口側連結凹部の開口側に設けられた中径孔部に挿入されて中径円筒部と中径孔部との間に設けた環状シール材にてシールされ、入口側連結凸部の先端に設けられた円錐状のフェラル部が入口側連結凹部の奥部に設けられた円錐孔部に挿入されてフェラル部の外周面と円錐孔部の内周面とのメタルタッチによりシールされ、前記環状シール材によるシール部分とメタルタッチによるシール部分との間に液室が設けられるとともに、
前記入口側ヘッドには、前記水素ガスを供給する水素ガス用配管を接続する水素ガスポートと、前記原液を供給する液導入用配管を接続する液導入ポートとが設けられるとともに、該水素ガスポートと前記円錐孔部の頂点部分とを連通する水素ガス供給路と、前記液導入ポートと前記液室とを連通する液供給路とが設けられ、
前記入口側エンドフィッティングには、前記フェラル部の先端と前記入口側カラム連結口の底面外周部とを連通する水素ガス導入路と、前記液室と前記入口側カラム連結口の底面中央部とを連通する液導入路とがカラム中心軸に対してそれぞれ傾斜し、且つ、互いに交わらない状態で設けられ、
前記出口側連結凸部と前記出口側連結凹部とは、出口側連結凸部の先端に設けられた円錐状のフェラル部が出口側連結凹部の奥部に設けられた円錐孔部に挿入されてフェラル部の外周面と円錐孔部の内周面とのメタルタッチによりシールされ、
前記出口側ヘッドには、反応液を導出する反応液用配管が接続される反応液導出ポートが設けられるとともに、該反応液導出ポートと前記円錐孔部の頂点部分とを連通する反応液導出配管が設けられ、前記出口側ヘッドと前記出口側エンドフィッティングとには、前記カラム出口側連結口の底面中央部から前記フェラル部の先端及び前記円錐孔部の頂点部分を介して前記反応液導出配管に連通する反応液導出路が設けられ、
前記分散板は、該分散板の中心部に設けられて前記液導入路から導入された液を前記カラム軸線方向に導入する液導入孔と、該分散板の一側面外周部分に設けられて前記入口側カラム連結口の底面外周部に開口した水素ガス導入路に連通する周溝と、該周溝の底部に設けられて水素ガス導入路から周溝に導入された水素ガスを前記液導入孔から導入された液の外周部分に導入する複数の水素ガス導入孔とを備えていることを特徴とする反応装置。
IPC (1件)：
FI (1件)：
Fターム (8件)：
4G070AA05
, 4G070AB07
, 4G070BB02
, 4G070CA06
, 4G070CA09
, 4G070CA30
, 4G070CB15
, 4G070DA21
