特許
J-GLOBAL ID:201003043898974038

陰極被膜のための仮保護膜の生成および除去方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 北村 修一郎 ,  山▲崎▼ 徹也 ,  東 邦彦
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-507803
公開番号(公開出願番号):特表2010-526937
出願日: 2008年01月30日
公開日(公表日): 2010年08月05日
要約:
本発明は、特に、塗料付着性に優れた表面を有する硬化鋼材を製造する際の、陰極被膜のための仮保護膜を生成および除去するための方法であって、硬化性合金鋼からなる鋼板が予備酸化処理を施され、前記予備酸化処理の際に厚さ100nm〜1,000nmのFeO膜が形成され、続いて、溶融めっき処理が実施されて、厚さ5〜20μm、好ましくは7〜14μmの亜鉛膜がそれぞれの面に被着され、前記溶融めっき処理において前記溶融めっき処理の間に前記バリア膜のアルミニウム含有量が0.15g/m2〜0.8g/m2、好ましくは0.2g/m2〜0.5g/m2となるように亜鉛浴中のアルミニウム含有量が、調整され、前記鋼板ないし前記鋼板から製造された鋼板部材は、続いて、オーステナイト化温度以上の温度に加熱処理され、続いて、限界硬化速度を超える速度にて冷却されることで硬化が行われ、さらに、前記溶融めっき処理のための亜鉛浴中に0.10重量%〜15重量%の量の酸素親和性元素が含まれており、前記酸素親和性元素は前記オーステナイト化中に、前記陰極保護膜の表面に前記酸素親和性元素の酸化物からなる薄い被膜を形成し、この酸化物被膜は、硬化処理後に、ドライアイス粒子を前記鋼板部材に噴射することによって除去されるように構成した方法に関する。
請求項(抜粋):
塗料付着性に優れた表面を有する硬化鋼材を製造する際の、陰極被膜のための仮保護膜を生成および除去するための方法であって、硬化性合金鋼からなる鋼板が予備酸化処理を施され、前記予備酸化処理の際に厚さ100nm〜1,000nmのFeO膜が形成され、続いて、溶融めっき処理が実施されて、厚さ5〜20μm、好ましくは7〜14μmの亜鉛膜がそれぞれの面に被着され、前記溶融めっき処理において前記溶融めっき処理の間にバリア膜のアルミニウム含有量が0.15g/m2〜0.8g/m2、好ましくは0.2g/m2〜0.5g/m2となるように亜鉛浴中のアルミニウム含有量が調整され、前記鋼板ないし前記鋼板から製造された鋼板部材は、続いて、オーステナイト化温度以上の温度に加熱処理され、続いて、限界硬化速度を超える速度にて冷却されることで硬化が行われ、さらに、前記溶融めっき処理のための亜鉛浴中に0.10重量%〜15重量%の量の酸素親和性元素が含まれており、前記酸素親和性元素は前記オーステナイト化中に、前記陰極保護膜の表面に前記酸素親和性元素の酸化物からなる薄い被膜を形成し、この酸化物被膜は、硬化処理後に、ドライアイス粒子を前記鋼板部材に噴射することによって除去されるように形成されている方法。
IPC (2件):
C23C 2/06 ,  C23C 2/26
FI (2件):
C23C2/06 ,  C23C2/26
Fターム (10件):
4K027AA22 ,  4K027AB05 ,  4K027AB41 ,  4K027AB43 ,  4K027AB44 ,  4K027AC12 ,  4K027AC72 ,  4K027AC73 ,  4K027AC78 ,  4K027AC86
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • 焼入れ鋼部品の製造方法
    公報種別:公表公報   出願番号:特願2006-521403   出願人:フェストアルピネシュタールゲーエムベーハー
  • 薄鋼板製造方法
    公報種別:公表公報   出願番号:特願2006-521404   出願人:フェストアルピネシュタールゲーエムベーハー, フェストアルピネオートモーティブホールディングゲーエムベーハー
  • 熱延鋼板の溶融めっき方法および溶融めっき設備
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平8-302996   出願人:日本鋼管株式会社
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