特許
J-GLOBAL ID:201003061626668645
血清あるいは血漿中のビタミンDの直接決定
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
佐藤 隆久
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-547690
公開番号(公開出願番号):特表2010-518369
出願日: 2008年01月30日
公開日(公表日): 2010年05月27日
要約:
プロテイナーゼKのようなセリンプロテアーゼによる血清タンパク質の消化、および競合的結合分析中でのプロテイナーゼK活性を阻害する順序立ったステップを含む、ビタミンD代謝物の事前の精製を必要としない、血漿または血清中で直接ビタミンD代謝物を定量する方法。この方法の利点は、生理的に適切な値の全範囲で高精度であること、ならびに血清および血漿試料の全自動分析に容易に適合させることができることにある。【選択図】図8
請求項(抜粋):
ビタミンD代謝物の事前の精製を必要としない、血漿または血清中で直接ビタミンD代謝物を定量する方法であって、下記の諸工程、すなわち、
(a)細胞内、外タンパク質分解活性(endo- and exoproteolytic activity)を持つセリンプロテアーゼの、血漿または血清を含む試料への適量添加、および、ビタミンD結合タンパク質がもはやいかなるビタミンD代謝物とも結合できなくなるまで行う、血漿または血清中のビタミンD結合タンパク質の消化を実行する工程;
(b)前記セリンプロテアーゼが実質的に不活性である、希釈緩衝剤を使用した、セリンプロテアーゼ、ビタミンD代謝物、および消化された血漿または血清タンパク質を含んでいる前記試料を希釈する工程;
(c)固相に結合されているビタミンDトレーサー組成物を提供する工程;
(d)関連するビタミンD代謝物に抗するモノクローナル抗体を提供する工程;
(e)前記ビタミンD代謝物を含む前記試料、前記ビタミンDトレーサー組成物を固定した前記固相、および前記モノクローナル抗体の混合、ならびに前記セリンプロテアーゼが実質的に不活性である結合緩衝剤中で、ビタミンD代謝物、固相に結合したビタミンDトレーサー、およびモノクローナル抗体の間で、事前に決められた期間の競合的結合を実施する工程;
(f)前記結合緩衝剤から、ビタミンDトレーサー化合物を固定した前記固相、および結合したモノクローナル抗体を分離し、選択的に前記固相を洗浄する工程;ならびに、
(g)前記固相上のモノクローナル抗体量を決定し(determining)、標準試料との相関による血漿または血清中のビタミンD代謝物を定量する工程、を具備する、
血漿または血清中で直接ビタミンD代謝物を定量する方法。
IPC (4件):
G01N 33/53
, G01N 33/543
, G01N 33/577
, G01N 33/531
FI (5件):
G01N33/53 H
, G01N33/543 511H
, G01N33/577 B
, G01N33/543 551H
, G01N33/531 B
引用特許: