特許
J-GLOBAL ID:201003086020840984
人工透析における血液回路及びダイアライザのプライミング方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件):
中島 茂
, 松浦 恵治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-160015
公開番号(公開出願番号):特開2010-000161
出願日: 2008年06月19日
公開日(公表日): 2010年01月07日
要約:
【課題】本発明の課題は、血液回路及びダイアライザ内に付着する気泡を、簡易な手法でかつ完全に除去し、かつ、エアートラップ内のプライミング液の液面の高さを、効率的に調整すること。【解決手段】ダイアライザに動脈側血液回路管と静脈側血液回路管を接続し、動脈側血液回路管と連通する状態で補液回路を備え、血液ポンプを駆動させ、補液回路の先端の補液収納体から、補液回路管、動脈側血液回路管、ダイアライザ及び静脈側血液回路管の順に、補液収納体内のプライミング液をウェットタイプのダイアライザを用いる場合には毎分250ミリリットル以上の流量で血液回路およびダイアライザを洗浄・プライミングし、ドライタイプのダイアライザを用いる場合には毎分151乃至250ミリリットルの流量で血液回路およびダイアライザをプライミングする。【選択図】図1
請求項(抜粋):
人工透析を行うダイアライザの片側に動脈側血液回路管を接続し、ダイアライザの他側に静脈側血液回路管を接続し、この動脈側血液回路管、静脈側血液回路管から構成される血液回路と、前記血液回路の動脈側血液回路管と連通する補液回路と、補液回路の先端に取り付けられたプライミング液の貯留された補液収納体と、前記血液回路の動脈側血液回路管と静脈側血液回路管の端縁部付近に取り付けられた各血液回路管の流路の開閉が可能となる血液クランパと、前記補液回路の動脈側血液回路管との接続部付近に取り付けられた補液回路の流路の開閉が可能となる補液クランパと、駆動により前記血液回路内の血液を流動させて体外循環させる血液ポンプと、静脈側血液回路の途中に血液回路内部の気泡を捕捉して貯留するためのエアートラップと、エアートラップのダイアライザ側の端縁部と連通する静脈圧計回路と、前記静脈圧計回路の先端に取り付けられた静脈圧計と、前記静脈圧計回路と連通する液面調整ポンプ回路と、前記液面調整ポンプ回路の先端に取り付けられた液面調整ポンプとを具備した透析回路において、前記ダイアライザが、内部が蒸留水で満たされているウェットタイプのダイアライザにおいて、前記血液回路の動脈側血液回路管の端縁部付近に取り付けられた血液クランパを閉じ、補液回路の補液クランパを開き、前記血液回路の静脈側血液回路管の端縁部付近に取り付けられた血液クランパを開いた状態で、前記血液ポンプを駆動させ、補液収納体内のプライミング液を、内径断面積を9.0乃至9.2平方ミリメートルとし、内壁の素材を塩化ビニールとする前記血液回路の静脈側血液回路管および動脈側血液回路管内を毎分250ミリリットル以上の流量で通過させることを特徴とする人工透析における血液回路及びダイアライザのプライミング方法。
IPC (1件):
FI (1件):
Fターム (12件):
4C077AA05
, 4C077BB01
, 4C077DD21
, 4C077DD27
, 4C077EE01
, 4C077GG02
, 4C077JJ04
, 4C077JJ16
, 4C077JJ22
, 4C077KK19
, 4C077KK25
, 4C077LL05
引用特許: