特許
J-GLOBAL ID:201003096966168475
振動抑制方法及び装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件):
石田 喜樹
, 上田 恭一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-178300
公開番号(公開出願番号):特開2010-017783
出願日: 2008年07月08日
公開日(公表日): 2010年01月28日
要約:
【課題】びびり振動が継続するような場合に、より正確な安定回転速度を得ることができ、びびり振動を確実に抑制することができる振動抑制方法及び装置を提供する。【解決手段】予想安定回転速度をベースとして回転軸3の回転速度を微小変化させ、k’値の変化量等を算出することにより安定回転速度を求めるようにした。したがって、より正確な安定回転速度を求めることができ、加工中に発生する「びびり振動」を従来以上に効果的に抑制することができ、ひいては加工面の品位の向上、工具摩耗の抑制等を図ることができる。【選択図】図8
請求項(抜粋):
工具又はワークを回転させるための回転軸を備えた工作機械において、前記回転軸を回転させた際に生じるびびり振動を抑制するための振動抑制方法であって、
回転中の前記回転軸による時間領域の振動を検出する第1ステップと、
検出した時間領域の振動にもとづいて、びびり周波数及び該びびり周波数における周波数領域の振動加速度を算出する第2ステップと、
算出した周波数領域の振動加速度が所定の閾値を超えた場合に、下記の演算式(1)、(2)によりk値及びk’値を算出し、加工情報として記憶する第3ステップと、
算出したk値を用いて下記の演算式(3)により、予想安定回転速度を算出し、前記回転軸の回転速度を予想安定回転速度とする第4ステップと、
予想安定回転速度にて回転中の前記回転軸において、再び周波数領域の振動加速度が所定の閾値を超えた場合、前記回転軸の回転速度を前記予想安定回転速度から変化させる第5ステップと
を実行することを特徴とする振動抑制方法。
演算式(1):k’値={60×びびり周波数/(工具刃数×回転速度)}
演算式(2):k値=k’値の整数部
演算式(3):予想安定回転速度=60×びびり周波数/{(工具刃数×(k値+1)}
IPC (3件):
B23Q 15/12
, B23Q 17/12
, G05B 19/18
FI (4件):
B23Q15/12 A
, B23Q17/12
, G05B19/18 T
, G05B19/18 X
Fターム (10件):
3C001KA07
, 3C001TA06
, 3C001TB08
, 3C001TC05
, 3C269AB01
, 3C269BB12
, 3C269CC17
, 3C269EF36
, 3C269MN04
, 3C269MN24
引用特許: