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J-GLOBAL ID:201102202815706848   整理番号:11A0672525

ワイン生産廃棄物からのフェノール化合物および菜種油の酸化に対するその抗酸化活性

Phenolic compounds from winemaking waste and its antioxidant activity towards oxidation of rapeseed oil
著者 (3件):
資料名:
巻: 45  号: 11  ページ: 2272-2280  発行年: 2010年11月 
JST資料番号: B0863A  ISSN: 0950-5423  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ブドウは世界的にも栽培面積,生産量の多い果樹であり,その収量の80%以上がワイン用に作付されている。ワイン製造廃棄抽出物(WWE)からの生理活性化合物の含有量に対する抽出パラメータの影響および菜種油酸化安定性に対するその影響について検討した。WWEの総フェノールおよびアントシアニン含有量,また,抗酸化活性(AA)は抽出パラメータにより影響を受けた。抽出温度(60°C)および抽出時間(5時間)の増加,また,エチルアルコールへの加水により有効成分の抽出率が改善されることが分かった。HPLC分析の結果,プロシアニジンB2,カテキン,没食子酸,γ-レゾルシン酸およびp-クマル酸がWWEの主なフェノール化合物であることが分かった。HPLCによって定量化された総フェノール化合物および両DPPHおよび(第二鉄還元抗酸化力)(フラッペ)値間の重要な関係が認められた。3レベルでWWEを油に添加したところ,脂肪酸酸化プロセスのスローダウンが見られ,約86%,ヒドロペルオキシドの形成が阻害され,BHTに相当し,α-トコフェロールより効果的であった。脂質酸化のマーカーとして,揮発性物質の形成を利用し検討したところ,2000ppmレベルのWWEで,ヒドロペルオキシドの分解を効果的に抑制することが分かった。WWEは強力な抗酸化活性を持つフェノール化合物が豊富で,菜種油の酸化防止に適していることが明らかとなった。
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分類 (4件):
分類
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食品の化学・栄養価  ,  果樹  ,  果実とその加工品  ,  ぶどう酒 
物質索引 (6件):
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