抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Lobed-pumpkin型のスーパープレッシャー気球が高い耐圧性能を発揮できるのは,気球フィルムの局所曲率半径を気球の大きさと独立に小さくできるからである。Lobed-pumpkin型は頭部尾部の両極を結ぶロードロープの間にフィルムを張り出させることで小さな局所曲率半径を実現している。気球に縦に長い菱形の網目を持つネットを被せ,網目からフィルムを張り出させることでも同様の効果が期待できる。加えて,網目をフィルムの幅と独立に小さくすることができるため,フィルムに要求される強度が小さくなり,軽いフィルムが利用できること,フィルムに余長を設ける必要がなく展開の完全性が期待できること,製作誤差の影響が網目一つに留まり耐圧性能に直接影響しないこと,といったメリットがある。20μm厚のポリエチレンフィルムの上にケブラーロープで編んだ網を被せた直径3mの気球を試作し,膨張破壊試験を実施したところ,所期の耐圧性能を発揮することが確認された。今後,順次,気球の大型化を進め地上で膨張試験を実施すると共に,2011年度にはタンデム気球用のスーパープレッシャー気球として飛翔性能試験を実施する予定である。(著者抄録)