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J-GLOBAL ID：201102206831157027   整理番号：11A0884443

ファジィ理論に基づいた活性化Al微粒子と水との反応による水素生成の制御

Control of Hydrogen Generation from Water Molecules Dissociated by Activated Aluminum Particles Based on Fuzzy Logic

著者 (4件)： 前川孝司 (福岡工大 工) ,  高原健爾 (福岡工大 工) ,  梶原寿了 (福岡工大 工) ,  渡辺正夫 (ハイドロデバイス)
資料名： 計測自動制御学会論文集  (Transactions of the Society of Instrument and Control Engineers)
巻： 47  号： 3  ページ： 150-156  発行年： 2011年03月31日 
JST資料番号： S0104A  ISSN： 0453-4654  CODEN： KJSRA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 持続可能な社会の構築のために「水素」の利用が注目されている。これに対し,著者らの一人は,活性化処理されたアルミニウムの微粒子(活性化Al微粒子)を利用した常温下での水素生成法を開発した.この方法は,大量の水素生成には向いていないが,活性化Al微粒子と水があれば,高圧の周辺装置や複雑な生成装置なしに水素を得ることができる。また,水の還元反応なので,環境に悪影響を及ぼすCO2などの温暖化ガスを排出することなく,純粋な水素のみが得られる,などの特徴がある。しかしながら,その反応の定量的な特性はまだ解明されていない。そこで,本研究では,これまでに得られた反応の基礎特性を基にファジィメンバーシップ関数を作成し,所望の水素生成を実現する制御システムの設計を行なった。そして,設計した制御系を用いて実際に水素生成量の制御を行ない,その有効性を確認した。本制御系を実用化することにより,Alと水だけの反応で,必要に応じて必要な水素を得ることができるので,燃料電池自動車などさまざまな分野でその応用が可能であると考えられる。

シソーラス用語： *水素発生反応 ,  社会 ,  *微粒子 ,  *アルミニウム ,  *水 ,  反応 ,  *定量的分析 ,  メンバシップ関数 ,  *ファジィ理論 ,  活性化
準シソーラス用語： 還元反応 ,  金属微粒子 ,  持続可能な社会 ,  *水素生成

分類 (1件)： 気体燃料の製造  (YE02030F)

引用文献 (12件)：

• 文部科学省科学技術政策研究所科学秘術動向研究センター. 図解水素エネルギー最前線. 2003
• 水素・燃料電池ハンドブック編集委員会. 水素・燃料電池ハンドブック. 2006
• 桜井誠. 水素製造・貯蔵・輸送の現状と展望水素の現状と将来. エネルギー・資源. 2009, 30, 1, 26-27
• 荒川裕則. 水分解光触媒技術-太陽光と水で水素を造る-. 2003
• WEFERS, K. Oxides and Hydroxides of Aluminum. 1972, 19

タイトルに関連する用語 (6件)： ファジィ理論 ,  活性化 ,  Al ,  微粒子 ,  水 ,  水素生成