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J-GLOBAL ID:201102210485348616   整理番号:11A1040460

地球温暖化条件下におけるアジア夏季モンスーン初遷移の遅延

Delay of the First Transition of Asian Summer Monsoon under Global Warming Condition
著者 (2件):
資料名:
巻:ページ: 81-84 (J-STAGE)  発行年: 2011年 
JST資料番号: U0028A  ISSN: 1349-6476  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
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結合モデル相互比較プロジェクトフェーズ3(CMIP3)の大気海洋結合大循環モデル(CGCM)を用いて,アジア夏季モンスーン(ASM)初遷移に関する温度場の季節推移の再現性を評価した。再現の程度には多少の違いはあるものの,多くのCGCMはASMの初遷移に関する温度場の季節推移を良好に再現している。そこで,加重マルチモデルアンサンブルを計算し,下部対流圏偏西風の視点からのASM開始にかんする将来像を導いた。放出シナリオ特別報告(SRES)のA1Bシナリオにおいては,ベンガル湾,インドシナ半島および南シナ海の開始日は21世紀末では20世紀末に比べて5から10日遅延すると予測された。この変化はおそらく,上部対流圏におけるユーラシア大陸と北インド洋間の子午線温度場勾配逆転の遅れによるものと思われる。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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大気大循環,熱帯気象 
引用文献 (19件):
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