抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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味みりんは,蒸したもち米と米麹を焼酎と混ぜて,約20°Cで2~3ケ月ほど熟成させる。熟成液を圧搾・ろ過する。製品によっては,これを更に数ケ月から数年熟成させて,出荷する。これを本味みりんと呼ぶ。みりん粕は,飼料利用が可能で,酒粕に比べて結着性が強いので,取扱が困難であるが,家畜が選り食いするのを防げる。みりん粕は,乾物割合で粗蛋白含量(63%程度)が高く,繊維分が少ない。リキュールは,19世紀後半,連続式蒸留機が開発され,高濃度のアルコールが製造できるようになると,これをベースにした多くの種類が造られるようになった。これらは,成分からみると,香草・薬草系,果実系,ナッツ・種子系,その他の4種類になる。香草・薬草系は,中世ヨーロッパの修道院で薬として多く造られた。果実系は,製造の歴史は浅いが,現代では種類,製造量とも最も多い。リキュールには,様々な製法があるが,一般には香味原料から成分の抽出,配合,熟成,仕上げの各段階を経て造られる。先ず,ベースにどんな蒸留酒を使うか決める。香味原料からの成分抽出には,蒸留法,浸漬法,エッセンス法,パーコレーション法の4方式のいずれか,あるいはこれらを組み合わせる。