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J-GLOBAL ID：201102211963750600   整理番号：11A1008223

温室内向け4センサ太陽電池アレイ日射計の試作と温度補正の検討

PV-Array Pyranometer with 4 sensors in greenhouse and Study on Temperature Correction

著者 (7件)： 杉山智美 (豊橋技科大 大学院) ,  FARIZUL Mohd Arif (豊橋技科大 大学院) ,  田上英人 (豊橋技科大 大学院) ,  須田善行 (豊橋技科大 大学院) ,  滝川浩史 (豊橋技科大 大学院) ,  桶真一郎 (津山工高専) ,  川嶋和子 (愛知県農業総合試)
資料名： 太陽エネルギー  (Journal of JSES)
巻： 37  号： 3  ページ： 55-61  発行年： 2011年05月31日 
JST資料番号： G0259A  ISSN： 0388-9564  CODEN： TAENAW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 大型温室農業において,省労力化・省エネルギー化を図って生産コストを削減するため,温室内の様々な環境や生育状況をモニタし,その計測値をフィードバックして環境を自動制御するシステムの開発や試験が進められている。重要なモニタパラメータに日射強度があり,特に,ガラスやビニール,調光カーテンなどを通して得られる実質的な日射強度を温室内で計測することが望まれている。温室内では建材に起因した影が発生しているため,人工的な影に影響されない太陽電池アレイ(PV)日射計の開発を進めている。太陽電池をセンサとして用い,複数の太陽電池を分散配置し,電気回路的に直列接続し,個々の太陽電池にはバイパスダイオードを並列接続している。影がかかって出力低下した太陽電池はバイパスダイオードで自動的に短絡されるため,1個でも影のかかっていない太陽電池があれば,正しい日射強度を計測することができる。フィールド試験の計測値を用いて,温度特性を把握した結果,わずかな温度依存性があり,温度補正を行うと誤差が僅か低減できるものの,日射強度のばらつきよりも小さいことが判明した。

シソーラス用語： アレイ ,  *温室 ,  *日射計 ,  *日射強度 ,  ダイオード ,  バイパス ,  温度依存性 ,  *影効果 ,  建築材料
準シソーラス用語： *太陽電池アレイ ,  建材

分類 (1件)： 太陽電池  (NC03084O)

引用文献 (5件)：

• 桶. 温室内日射計測のための太陽電池アレイ型簡易日射計の開発. 太陽エネルギー. 2009, 35, 5, 71-76
• 杉山. 太陽電池アレイ型簡易日射計の開発とフィールド試験. 太陽/風力エネルギー講演論文集 2009. 2009, 52, 235-238
• MAKRIDES, G. Temperature behaviour of different photovoltaic systems installed in Cyprus and Germany. Solar Energy Materials & Solar Cells. 2009, 93, 1095-1099
• SINGH, P. Temperature dependence of I-V characteristics and performance parameters of silicon solar cell. Solar Energy Materials & Solar Cells. 2008, 92, 1611-1616
• HOSHIKAWA, Y. Translation of the I-V curves of various solar cells by improved liner interpolation. 21st European Photovoltaic Solar Energy Conference, 4-8 September 2006, Germany. 2006, 2093-2096

タイトルに関連する用語 (5件)： 温室 ,  太陽電池アレイ ,  日射計 ,  試作 ,  温度補正