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J-GLOBAL ID:201102213163403564   整理番号:11A0567681

部分肝切除はマウスにおいて血液脳関門機能の低下によりシクロスポリンAが誘導する神経毒性を悪化する

Partial hepatectomy aggravates cyclosporin A-induced neurotoxicity by lowering the function of the blood-brain barrier in mice
著者 (9件):
資料名:
巻: 88  号: 11-12  ページ: 529-534  発行年: 2011年03月14日 
JST資料番号: B0699B  ISSN: 0024-3205  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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カルシニューリン阻害剤,シクロスポリンAは,臓器移植患者で比較的高頻度に神経毒性を生じる。この研究は,急性肝不全(ALF)が,肝移植が血液-脳関門(BBB)機能不全を介し,しクロスポリンAが誘導する神経毒性に対する感受性を増加した後の初期相で,一時的な肝不全をシミュレートするかを明らかにすることを目的にした。雄ddyマウスの右内部,左側面と左内部葉を,ペントバルビタールナトリウム麻酔下で手術により切除した。ハルミン誘起性振戦に与えるシクロスポリンAの影響を検討し,[3H]シクロスポリンAに対するBBB透過性を,手術後第1,3と7日で部分(70%)肝切除したマウスで評価した。部分肝切除は,ハルミン誘起性振戦を悪化した。シクロスポリンA(50mg/kg,i.p.)は,手術後第1日で部分肝切除したマウスでハルミン誘起性振戦を著しく増強した。これら行動所見と一致して,手術後第1日で頸静脈に[3H]シクロスポリンAを注射した,マウスにおける[3H]シクロスポリンAの脳取り込みは,部分肝切除により,シャム手術と比べ,有意に増加した。結果は,ALFがP糖蛋白質とタイトジャンクション機能の低下により,シクロスポリンAのBBB透過性を増加し,これによりシクロスポリンAが誘導する神経毒性を増強することを示す。シクロスポリンAが肝移植の初期相で振戦を含む神経毒性のリスク増加する可能性を考慮する必要がある。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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循環系の基礎医学  ,  免疫療法薬・血液製剤の基礎研究  ,  消化器の基礎医学 

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