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J-GLOBAL ID：201102216296513191   整理番号：11A0470896

秋吉石灰岩中部ペルム系にみられる大規模干潟堆積物

著者 (4件)： 上野勝美 (福岡大 理) ,  横山嗣政 (福岡大 理) ,  中澤努 (産業技術総合研 地質調査総合セ) ,  藤川将之 (美袮市秋吉台科学博物館)
資料名： 福岡大学研究部論集C 理工学編  (Bulletin of Central Research Institute Fukuoka University. Series C: Science and Technology)
巻： 2  ページ： 1-17  発行年： 2010年12月20日 
JST資料番号： L7090A  ISSN： 1883-1451  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 秋吉石灰岩台地の帰り水地域に分布する石灰岩ペルム系の3層準には明瞭な干潟堆積物が認められている。本報告では中部ペルム系下部の大規模堆積物につき野外観察による層序と代表的な露頭についての観察・調査と共に干潟堆積物形成年代と海水準変動について議論した。今回調査した堆積層準で,その特徴から3つの岩相ユニットに区分された。最下部のユニットI及び最上部のユニットIIIは粗粒生砕物を主体とした砂浜堆積物であり,ユニットIIは岩質から4つのサブユニットに分けられる干潟堆積物であった。干潟堆積物の層相変化とスズナリ化石年代から,その形成はぺルム紀中期以降で数十万年以下の周期の緩やかな海水準上昇が関与していたと推測された。各ユニットの境界層の不整合面の形成および干潟堆積物形成共にグローバルなユースタシー海水準の変動を反映したものと考えられた。

シソーラス用語： *石灰岩 ,  二畳紀 ,  浅海堆積物 ,  *岩相層序 ,  露頭 ,  海水準変動 ,  山口県 ,  台地
準シソーラス用語： ユースタシー海水準 ,  *ペルム紀 ,  秋吉台

分類 (1件)： 岩石圏の地球化学一般  (DD01041C)

タイトルに関連する用語 (5件)： 秋吉石灰岩 ,  ペルム系 ,  大規模 ,  干潟 ,  堆積物