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J-GLOBAL ID：201102216753971117   整理番号：10A1381817

細菌または哺乳類チトクロームP450によるそれの活性型へのビタミンDの生体内変換

Bioconversion of vitamin D to its active form by bacterial or mammalian cytochrome P450

著者 (8件)： SAKAKI Toshiyuki ,  SUGIMOTO Hiroshi ,  HAYASHI Keiko ,  YASUDA Kaori ,  MUNETSUNA Eiji ,  KAMAKURA Masaki ,  IKUSHIRO Shinichi ,  SHIRO Yoshitsugu
資料名： Biochimica et Biophysica Acta  (Biochimica et Biophysica Acta)
巻： 1814  号： 1  ページ： 249-256  発行年： 2011年01月 
JST資料番号： B0207A  ISSN： 0005-2728  CODEN： BBBMBS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 化学合成はしばしば複合的過程を含むことから,特異的ヒドロキシル化を含む生体内変換過程は実用化に有用であることが期待される。P450反応の成功応用の1つはビタミンD₃の1α,25-ジヒドロキシビタミンD₃への生体内変換である。近年,CYP107ファミリー由来ビタミンDヒドロキシラーゼをコードするチトクロームP450遺伝子がPseudomonas autotrophicaからクローン化され,現在1α,25-ジヒドロキシビタミンD₃を生産する生体内変換過程において応用されている。それに加えて,CYP107の特異的進化研究により,それの活性を顕著に高進した。他方,Streptomyces griseolus CYP105A1は,ビタミンD₃を1α,25-ジヒドロキシビタミンD₃に変換することを見い出した。それの結晶構造に基づくCYP105A1の部位特異的変異誘発により,それの活性は劇的に高進した。現在,多数のビタミンDヒドロキシラーゼが細菌,黴及び哺乳類において見い出され,ビタミンDはP450スーパーファミリーに属する酵素の一般的基質であることを示唆した。これらのチトクロームP450群の組合せはビタミンD及びそれの類似体から多数の化合物を生産するだろう。それゆえに,ビタミンD及びそれの類似体の生体内変換は,実用化に関して最も有望なP450反応の1つであることを示唆した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *チトクロームP450 ,  対供与体オキシゲナーゼ ,  *ビタミンD ,  *生体内変化 ,  酵素活性度 ,  部位特異的変異誘発 ,  突然変異体 ,  実用化 ,  ステロイドヒドロキシラーゼ ,  アミノ酸残基 ,  結晶構造 ,  ステロール ,  セコステロイド ,  脂環式アルコール ,  ポリオール ,  ポリエン ,  CYP105A1 ,  25-ジヒドロビタミンD3 1α-ヒドロキシラーゼ
準シソーラス用語： 25-ヒドロキシビタミンD3 1α-ヒドロキシラーゼ ,  CYP107 ,  ビタミンDヒドロキシラーゼ

分類 (2件)： 酵素一般  (EB09010D) ,  ビタミンD  (EB07050H)

物質索引 (2件)： 1α,25-ジヒドロキシビタミンD₃ ,  ビタミンD₃

タイトルに関連する用語 (6件)： 細菌 ,  哺乳類 ,  チトクロームP450 ,  活性 ,  ビタミンD ,  生体内変換