抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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濁度や照度に左右されない音響技術による空間把握の可能な水中視認と同時に測量も可能とする技術開発が望まれてきた。そこで,著者らは人間の視認能力に近い,つまり広範囲な三次元の空間をリアルタイムに視認し(以降,三次元空間とリアルタイムを合わせて四次元とする),同時に測量を可能とする水中計測システムを開発してきた。前報述べた水中映像の四次元表示と測量性能に,画像の更新速度の高速化(4fps),受信レベルの20dB向上,画像の表示方法の工夫の改良を施しより見やすい映像の取得を実現した。また,リアルタイム位置情報システムも一式に加え,運用時の利便性が向上した。さらに,実運用に向けてジグや収納等の検討,さらに運用時の推奨条件の検討を行い,船速,パン・チルト角,海象条件につき確認した。また,東京国際空港のD滑走路周辺海域にて実験を行い,ジャケット水中部,作業中の潜水士,遊泳中の魚を視認できた。測量においては,マルチビームソーナー,スタッフ測量との比較検討を行い,実用上必要なレベルのデータ取得が出来たことを確認した。(著者抄録)