抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
安部川源流の土石流発生域「一の沢」にビデオカメラ・雨量計等を設置して10年来行ってきた土石流発生・流下特性の観測結果について報告した。土石流の発生は渓床堆積土砂の流動化によって起こるが,発生・非発生は雨量指標によって判別できる可能性を示した。流下する土石流は層流状の石礫と乱流状の泥水の2種類の流れから構成されるが,発生域となる渓床勾配の急な場所では前者が特徴的な流れであった。土石流の発生・発達過程に関する一層の解明のためには観測技術の進歩に加えて,研究者の観測継続努力が必要とされる。