CO<sub>2</sub>の光触媒還元を促進するためのRu及びRe金属錯体での三重鎖βへリックスナノチューブの二元的修飾

YOKOI Norihiko; MIURA Yuki; HUANG Chen-Yuang; TAKATANI Nobuyuki; INABA Hiroshi; KOSHIYAMA Tomomi; KANAMARU Shuji; ARISAKA Fumio; WATANABE Yoshihito; KITAGAWA Susumu; UENO Takafumi

文献

J-GLOBAL ID：201102245537949816 整理番号：11A0658496

CO₂の光触媒還元を促進するためのRu及びRe金属錯体での三重鎖βへリックスナノチューブの二元的修飾

Dual modification of a triple-stranded β-helix nanotube with Ru and Re metal complexes to promote photocatalytic reduction of CO₂

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巻： 47 号： 7 ページ： 2074-2076 発行年： 2011年02月21日
JST資料番号： D0376B ISSN： 1359-7345 CODEN： CHCOFS 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：短報発行国：イギリス (GBR) 言語：英語 (EN)

バクテリオファージT4の遺伝子生成物5(gp5)のβへリックス領域(gp5)₃とフォールドンドメインからなる三本鎖βへリックス融合蛋白質集積[(gp5βf)₃]₂表面への2,2′-ジピリジル(bpy)を含むRu^II(bpy)₃及びRe^I(bpy)(CO)₃Cl錯体の精密な固定化を述べた。まず[(gp5βf)₃]₂のCys変異体,たとえば[(gp5βf K41C)₃]₂にRe^I(4-エチルマレイミド-bpy)(CO)₃Cl(Re-MI)を作用させてReを導入してK41C Re_Cysを得,次いでRu^II(bpy)₂[3-(4′-メチル-bpy-4-イル)-プロピオン酸 N-スクシニイミジル](PF₆)₂(Ru-OSu)を作用させてK41C Re_CysRu_NHに導いた。これのRe当りのCO生産の1hr当りの回転回数(TOF_CO)(×10^-2)は100±4で,K41C Re_CysとRu^II(bpy)₂[4-(2-カルボキシエチル)-4′-メチル-bpy](PF₆)₂(Ru-COOH)との混合物の30±9の3.3倍であった。すなわちこの光触媒系は単量体形の混合物よりも高い反応性でCO₂の還元を触媒した。別のCys変異体N57C Re_CysRu_NH,及び,D69C Re_CysRu_NH,また,配位子が少し異なるRu-MI,Re-OSuで調製したK41C Ru_CysRe_NHのTOF_COはそれぞれ43±12,54±28及び23±1であった。

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光化学反応

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CO2の光触媒還元を促進するためのRu及びRe金属錯体での三重鎖βへリックスナノチューブの二元的修飾

CO₂の光触媒還元を促進するためのRu及びRe金属錯体での三重鎖βへリックスナノチューブの二元的修飾