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J-GLOBAL ID:201102253129233511   整理番号:11A1473548

アセトニトリル溶液中金属塩がα-トコペルオキシルラジカルの生成と減衰反応に及ぼす著しい効果 α-トコフェロキシルと金属カチオン間の錯体生成

Notable Effects of the Metal Salts on the Formation and Decay Reactions of α-Tocopheroxyl Radical in Acetonitrile Solution. The Complex Formation between α-Tocopheroxyl and Metal Cations
著者 (7件):
資料名:
巻: 115  号: 32  ページ: 9880-9888  発行年: 2011年08月18日 
JST資料番号: W0921A  ISSN: 1520-6106  CODEN: JPCBFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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金属塩含有アセトニトリル(ACN)溶液中α-トコフェロール(α-TocH)とアロキシルラジカル(ArO)の反応によってα-トコフェロキシル(α-Toc*)の紫外可視吸収スペクトル測定を行った。Li,Na及びMgのClO4塩とLiIの存在でストップトフロー吸光分光分析により特性化した。ACN中425nmでα-Toc*の吸収スペクトルの最大波長(λmax)は塩濃度を増す(0~0.5M)と増加し,一定値に到達してα-Toc*-M+(またはM2+)生成を示唆した。Li,Na及びMgのClO4塩に対する安定度定数(K)をそれぞれ9.2,2.8及び45/Mと決定した。ACN中α-Toc*とArOを反応することによりArOの吸収は迅速に消滅し,一方,α-Toc*が現れ,最大を通った後α-Toc*の二分子自己反応の結果として漸進的に減衰した。α-Toc*とArO反応で得た二次反応速度定数(ks)は金属塩濃度を増すと直線的に増加した。結果はα-TocHの水素移動反応がα-Toc*からArOラジカルへ電子移動中間体と引き続くプロトン移動を経由して起こることを指示した。金属カチオンのArO*の一電子還元アニオン(ArO:-)ヘ配位と対アニオンのα-TocH*の一電子酸化カチオンα-TocH*+配位が中間体を安定化し,電子移動の加速を生じる。金属塩がα-Toc*ラジカルの二分子自己反応速度(2kd)に及ぼす効果も観測した。金属塩濃度を増すと2kdは迅速に減少し,金属塩の同じ濃度で金属塩なし>Na塩>Li塩>Mg塩の順で減少する。α-Toc*と金属カチオン間の錯体生成は反応物質(α-Toc*+α-Toc*)のエネルギー準位を安定化し,2kdを減じる。カチオンの一層小さなイオン半径及びカチオンの一層大きな電荷をもつLiとNa及びMg塩は大きなKと一層小さな2kdよりも大きなks値を与えた。
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分類 (2件):
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非遷移金属元素の錯体  ,  光化学反応,ラジカル反応 
物質索引 (4件):
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