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J-GLOBAL ID：201102253461756234   整理番号：11A1135396

模擬宇宙環境での宇宙GHTA溶接法による溶加ワイヤ供給を伴うアルミニウム管の突合せ溶接実験

Butt Welding Experiment on Aluminum Pipe by Space GHTA Welding Process with Wire Feed under Simulated Space Environment

著者 (8件)： 吹田義一 (香川高等専門学校) ,  十川弘樹 (元 高松工業高等専門学校) ,  大原将広 (元 高松工業高等専門学校) ,  福家英敏 (元 高松工業高等専門学校) ,  佃芳行 (元 高松工業高等専門学校) ,  正箱信一郎 (香川高等専門学校) ,  寺嶋昇 (香川高等専門学校) ,  増渕興一 (マサチューセッツ工科大学)
資料名： 日本航空宇宙学会論文集  (Journal of the Japan Society for Aeronautical and Space Sciences)
巻： 59  号： 689  ページ： 148-153 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： L3565A  ISSN： 1344-6460  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 模擬宇宙環境および地上1G真空環境で,アルミニウム(Al)管Al1070TD-H14のGHTA(Gas Hollow Tungsten Arc)溶接実験を行った。10^-12Gおよび1G重力条件で真空槽内に置いたDCパルス電源を使い溶融池に溶加ワイヤを供給するAl管の突合せ溶接実験を行った。突合せ溶接中の溶接状況を高速ビデオカメラに記録し,マクロ組織と機械的性質を解析した。その結果,DCパルスGHTA溶接中のアーク放電と溶融-凝固過程は,溶接現象がパルス電流における衝撃アーク圧の影響を大きく受けるため,重力条件に不感であることが判った。また模擬宇宙環境のGHTA実験では,溶融金属によるDCパルスGHTA溶接過程で,十分な継手強度で,溶接金属部で破断しないアルミニウム突合わせ溶接が出来ることが判った。

シソーラス用語： *突合せ溶接 ,  *金属管 ,  *TIG溶接 ,  *宇宙環境 ,  *微小重力 ,  溶融金属 ,  *アーク放電 ,  真空容器 ,  引張試験 ,  力 ,  アーク力 ,  *引張強さ
準シソーラス用語： *アルミニウム管 ,  *ガスタングステンアーク溶接 ,  引張強度 ,  衝撃力 ,  *溶接強度

分類 (1件)： 溶接技術  (WC07030G)

引用文献 (13件)：

• 1) 日本機械学会宇宙工学部門第81期運営委員会編集:日本機械学会会員のための宇宙工学概論,2004, pp. 145-154.
• 2) Paton, B. E.: Welding in Space, Welding Engineer, 57, 1 (1972), pp. 25-29.
• 3) Dzhanibekov, V. A., Zagrebelny, A. A., Gavrish, S. S., Stesin, V. V., Sheleyagin, V. D., Yurchenko, N. N. and Markov, A. V.: Welding Equipment for Space Applications, Proc. ``Welding in Space and the Construction of Space Vehicles by Welding'', New Carrollton, Maryland, USA, 1991, pp. 49-58.
• 4) 吹田義一:宇宙への挑戦,高温学会誌,21, 2 (1995), pp. 33-42.
• 5) Paton, B. E. and Lapchinsky, V. F.: Welding in Space and Related Technologies, 黄地尚義訳:宇宙の溶接,産報出版,Cambridge, 2000, pp. 35-98.

タイトルに関連する用語 (7件)： 宇宙環境 ,  宇宙 ,  GHTA溶接 ,  ワイヤ供給 ,  アルミニウム管 ,  突合せ溶接 ,  実験