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J-GLOBAL ID:201102255495508526   整理番号:11A1145888

gptデルタトランスジェニックマウスの表皮における自然発生的ならびに紫外線B誘発性欠失に及ぼすp53の抗遺伝毒性作用

Antigenotoxic Effects of p53 on Spontaneous and Ultraviolet Light B-Induced Deletions in the Epidermis of gpt Delta Transgenic Mice
著者 (13件):
資料名:
巻: 52  号:ページ: 244-252  発行年: 2011年04月 
JST資料番号: W0213A  ISSN: 0893-6692  CODEN: EMMUEG  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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紫外線B(UVB)が誘発する変異原性において,ゲノムの安定性に関与しているp53遺伝子の抗遺伝毒性作用をさらによく理解するために,UVB照射p53+/+及びp53-/-gptデルタマウスの表皮において突然変異を測定した。このマウスモデルにおいて,gpt及びSpi-試験法により,点突然変異及び欠失をそれぞれ別個に同定できる。マウスを0.5,1.0あるいは2.0kJ/m2の単一用量のUVBに曝露し,照射4週間後に突然変異体頻度(MFs)を測定した。UVB照射マウスではすべての用量で非照射マウスに比べてgptMFsが約10倍に増加した。p53+/+及びp53-/-マウスの間でgptMFs及び突然変異スペクトルに有意差を認めなかった。UVB照射により誘発された顕著な突然変異はジピリミジン塩基でのG:TからA:Tへの同性塩基型置換であった。対照的に,非照射p53-/-マウスでは1kbを超えた大きな欠失及び再配列をもった複雑型の欠失のSpi-突然変異の頻度が対応するp53+/+マウスでの大きな欠失のSpi-の頻度に比べて有意に高かった。1kbを超えた大きな欠失及び複雑型の欠失の特異的Sp-突然変異の頻度は,p53+/+マウスでは用量依存的に増加した。しかし,照射p53-/-マウスではこのような大きな欠失の増加は起こらなかった。これらの結果は,p53の抗遺伝毒性作用がDNAの二重鎖切断により誘発された欠失及び複合型突然変異に特異的であるかも知れないことを示唆している。
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分類 (2件):
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動物に対する影響  ,  遺伝的変異 

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