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J-GLOBAL ID：201102256344852787   整理番号：11A1634159

富山湾における環境観測用センサネットワークの構築-II.-中継ブイを考慮した回線設計-

A Build of the Sensor Network for an Environmental Observation in the Toyama Bay-II.-The Link Design in Consideration of a Relay Buoy-

著者 (3件)： 吉田将司 (サレジオ工高専) ,  千葉元 (富山高専) ,  北條晴正 (東京海洋大)
資料名： 日本航海学会論文集  (Journal of Japan Institute of Navigation)
号： 125  ページ： 137-143  発行年： 2011年09月25日 
JST資料番号： F0535A  ISSN： 0388-7405  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 富山湾の沿岸環境観測の手段の一つとして,IEEE802.15.4標準を利用したセンサネットワークシステムを提案した。提案システムの概要を示し,メッシュ型を目標に本報告では1対1とツリー型ネットワークの回線設計検討と実験を行った。2波モデルでノード間距離を計算し,アンテナ高さが2.0mで最大1.2kmであることを示した。次に富山湾内においてブイを用いた海上試験を実施した。実環境における受信感度を測定した結果,受信感度が20dB劣化することが分かった。実験時のノード間距離は100~180mであったが,アンテナ高さを2.0mにすれば受信感度の劣化を考慮しても450mまで拡張可能であった。中継ブイを設置することで送信ブイー基地局間通信では送信負荷であった場所の受信率が向上した。この結果からツリー型ネットワークの中継機能が確認できた。

シソーラス用語： *センサネットワーク ,  湾 ,  *観測ブイ ,  *回線設計 ,  規格 ,  海上試運転 ,  *感度 ,  高さ ,  *環境 ,  IEEE規格 ,  富山湾
準シソーラス用語： アンテナ高さ ,  *沿岸環境 ,  海上試験 ,  *受信感度

分類 (2件)： 通信網  (ND07030A) ,  航路標識,航行補助施設  (RC15030S)

引用文献 (12件)：

• 千葉元. 船上CTD/ADCPシステムを用いた富山湾の海洋環境計測(環境系). 日本建築学会北陸支部研究報告集. 2004, 47, 112-115
• 千葉元. 小型船舶・ラジオブイによる富山湾の海洋環境調査. 日本建築学会学術講演会, 2010. 2010
• 寺内元基. 衛星データを用いた富山湾における富栄養化のモニタリング. 沿岸海洋研究. 2007, 45, 1, 43-49
• 総務省近畿総合通信局. センサネットタウンに関する調査検討会報告書. 2005
• 和田雅昭. 水産業における情報技術の活用について-V.-マリンブロードバンドの活用-. 日本航海学会論文集. 2010, 122, 53-60

タイトルに関連する用語 (9件)： 富山湾 ,  環境 ,  観測 ,  センサネットワーク ,  構築 ,  中継 ,  ブイ ,  回線 ,  設計