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J-GLOBAL ID:201102258333266943   整理番号:11A1258003

アンチセンス方向でのリポカリン型プロスタグランジンDシンターゼの持続した発現はクローン化した培養プレ脂肪細胞での脂質合成を正に調節する

Sustained expression of lipocalin-type prostaglandin D synthase in the antisense direction positively regulates adipogenesis in cloned cultured preadipocytes
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資料名:
巻: 411  号:ページ: 287-292  発行年: 2011年07月29日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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脂肪細胞は,プロ脂質生成または抗脂質生成効果を有する,PGD2および他の関連したプロスタノイドの生合成に関わる,リポカリン型プロスタグランジン(PG)Dシンターゼ(L-PGDS)を優先的に発現する。培養脂肪細胞および前駆体細胞でのL-PGDSの役割を明らかにするため,アンチセンス方向で配向したL-PGDSの完全な長さのcDNAを有する,哺乳類発現ベクターの安定なトランスフェクションにより,培養3T3-L1前脂肪細胞でL-PGDSの細胞内発現を阻害することを試みた。アンチセンスL-PGDSを有するクローン化したトランスフェクタントは,L-PGDSの転写物と蛋白量の低下を示し,外因性と内因性アラキドン酸からのPGD2合成を有意に阻害した。これとは異なり,PGE2合成は,はっきりとは影響されず,サイクロオキシゲナーゼおよびPGE合成を阻害しないことを示した。アンチセンスL-PGDSの安定なトランスフェクションは,成熟相で培養脂肪細胞において脂肪蓄積を著しく誘導した。加えて,脂肪の自然蓄積は,誘導因子による刺激無しで,アンチセンスL-PGDSを有するトランスフェクタントで生じた。遺伝子発現試験は,アンチセンスL-PGDSを有するトランスフェクタントで脂肪細胞特異的なマーカーの発現増加を明らかにし,脂質生成プログラムのアップレギュレーションを示した。刺激した脂質生成は,PGE2とPGF2αを含む,抗脂質生成プロスタノイドにより有意に反転したが,脂肪の蓄積は,プロ脂質生成15-デオキシ- Δ12,14-プロスタグランジンJ2により相加的に増加した。これら結果は,L-PGDSの安定的な発現量の低下が,PGJ2シリーズのプロ脂質生成作用とは無関係な細胞機構で,脂質生成プログラムを正に調節することを示す。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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代謝一般  ,  その他の脊椎動物ホルモン 
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