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J-GLOBAL ID：201102259787462743   整理番号：11A1114894

正常及び腫瘍組織への臨界カットオフ生体内分布サイズを測定する物差しとしてのサイズ制御した長循環PICソーム

Size-controlled long-circilating PICsome as a ruler to measure critical cut-off disposition size into normal and tumor tissues

著者 (6件)： ANRAKU Yasutaka (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  KISHIMURA Akihiro (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  KOBAYASHI Atsushi (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  OBA Makoto (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  KATAOKA Kazunori (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  KATAOKA Kazunori (JST-CREST, Tokyo, JPN)
資料名： Chemical Communications  (Chemical Communications)
巻： 47  号： 21  ページ： 6054-6056  発行年： 2011年06月07日 
JST資料番号： D0376B  ISSN： 1359-7345  CODEN： CHCOFS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 新しいポリイオンコンプレックス中空ベシクル(PICソーム)を調製し,正常及び腫瘍組織への臨界カットオフ生体内分布サイズの測定に応用した。正に荷電したブロックコポリマーとポリ(エチレングリコール)セグメントからなるPICソームを合成し,半透過性の二重サンドイッチ膜に水溶性高分子を包接できた。成分ポリマーの初期濃度によってPICソームの大きさは100-400nmに正確に制御可能だった。102~298nmのCy5ラベルPICソームによる血液循環挙動では158nmの大きさが23.3時間と最も半減期が長かった。PICソームの血液,腫瘍,肝臓,脾臓の残留時間から腫瘍では158nmより大きいサイズは観察できず,150nmの鋭いカットオフサイズを示した。大きさに関わらず肺や腎臓ではPICソームの蓄積は少なかった。これらの結果から腫瘍を標的としたPICソームではカットオフサイズ150nm以下に大きさを制御する必要を示し,150nmの大きさが他の器官への蓄積も多くなく,最長の血液循環を維持する点から薬剤輸送に有用と示唆した。

シソーラス用語： *生体内分布 ,  *ポリイオンコンプレックス ,  ポリエチレンオキシド ,  *生体組織 ,  血液循環 ,  ドラッグデリバリーシステム ,  *ベシクル ,  中空体 ,  ブロック共重合体 ,  半透膜 ,  水溶性高分子 ,  包接化合物 ,  閾値
準シソーラス用語： *腫瘍組織 ,  カットオフ値

分類 (2件)： 腫ようの化学・生化学・病理学  (GE02030N) ,  高分子固体のその他の性質  (CG02025L)

タイトルに関連する用語 (9件)： 腫瘍組織 ,  臨界 ,  カットオフ ,  生体内分布 ,  サイズ ,  物差し ,  サイズ制御 ,  循環 ,  PIC