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J-GLOBAL ID：201102265854480077   整理番号：11A0823795

セメント硬化体の3次元イメージモデルによる塩化物イオンの拡散予測

PREDICTION OF CHLORIDE DIFFUSIVITY FROM THREE-DIMENSIONAL SPATIAL IMAGE OF CEMENT BASED MATERIALS

著者 (4件)： 青山琢人 (北大 大学院工学研究院) ,  胡桃澤清文 (北大 大学院工学研究院) ,  名和豊春 (北大 大学院工学研究院) ,  大和田仁 (原子力環境整備促進・資金管理セ)
資料名： セメント・コンクリート論文集  (Cement Science and Concrete Technology)
号： 64  ページ： 66-73  発行年： 2011年02月25日 
JST資料番号： F0276A  ISSN： 0916-3182  CODEN： SKROER  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： セメント硬化体の3次元イメージモデルを用いた塩化物イオンの拡散の推定を行った。供試体は,普通ポルトランドセメント,およびフライアッシュ(30%置換),高炉スラグ(70%置換)を用い,水結合材比45%と60%とした。カルシウムイオンの溶脱による変質試料は,硝酸アンモニウム水溶液による浸漬法を用いた。3次元イメージモデルは,走査型電子顕微鏡による反謝電子像の2次元画像の各相(未水和セメント,水酸化カルシウム,粗大空隙,微細空隙)の分布に基づき構築した。塩化物イオン拡散係数は,拡散セル法により求めた。その結果,人工劣化試料の拡散係数は,実測値と同一オーダーで推定することができた。

シソーラス用語： *セメント ,  *硬化物 ,  *画像分析 ,  塩化物 ,  イオン ,  *拡散係数 ,  反射電子回折 ,  自己相関関数 ,  差分法 ,  セメントペースト ,  ポルトランドセメント ,  フライアッシュ ,  高炉スラグ ,  水セメント比 ,  カルシウム溶脱 ,  浸漬試験 ,  走査電子顕微鏡 ,  予測技法 ,  解析モデル

分類 (1件)： セメントの性質・分析  (YC05040F)

引用文献 (16件)：

• 1) Dexiang Shi et al.: Contact angle and damage during mercury intrusion into cement paste,Cement and Concrete Research,Vol.15,No.4,pp.645-654 (1985)
• 2) S.Diamond:Mercury porosimetry:An inappro-rpriate method for the measurement of pore size distributions in cement-based materials,Cement and Concrete Research,Vol.30,No.10,pp.1517-1525 (2000)
• 3) 五十嵐心一ほか:水和反応の進行にともなうセメントペースト構成相の空間分布構造の変化、土木学会論文集、Vol.63、No.3、pp.444-458 (2007)
• 4) 人見尚ほか:Spring-8におけるX線CT像によるモルタル微細構造の観察、コンクリート工学年次論文集、Vol.26、No.1、pp.645-650 (2004)
• 5) 天明敏行ほか:X線CT法によるコンクリート供試体の非破壊検査、コンクリート工学年次論文集、Vol.25、No.1、pp.1643-1648 (2003)

タイトルに関連する用語 (6件)： セメント硬化体 ,  3次元イメージ ,  モデル ,  塩化物イオン ,  拡散 ,  予測