文献

J-GLOBAL ID：201102270220286352   整理番号：11A0935496

耐水性Lewis酸点を有する不均一系触媒としてのNb₂O₅・nH₂O

Nb₂O₅ nH₂O as a Heterogeneous Catalyst with Water-Tolerant Lewis Acid Sites

著者 (9件)： NAKAJIMA Kiyotaka (Tokyo Inst. Technol., Yokohama, JPN) ,  NAKAJIMA Kiyotaka (Kanagawa Acad. Sci. and Technol., Kawasaki, JPN) ,  BABA Yusuke (Tokyo Inst. Technol., Yokohama, JPN) ,  NOMA Ryouhei (Tokyo Inst. Technol., Yokohama, JPN) ,  KITANO Masaaki (Tokyo Inst. Technol., Yokohama, JPN) ,  KONDO Junko N. (Tokyo Inst. Technol., Yokohama, JPN) ,  HAYASHI Shigenobu (National Inst. Advanced Industrial Sci. and Technol. (AIST), Ibaraki, JPN) ,  HARA Michikazu (Tokyo Inst. Technol., Yokohama, JPN) ,  HARA Michikazu (Kanagawa Acad. Sci. and Technol., Kawasaki, JPN)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 133  号： 12  ページ： 4224-4227  発行年： 2011年03月30日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 水中で活性なLewis酸触媒として,Nb₂O₅・nH₂Oの特性と触媒作用を検討した。H₂Oの付加によりNbO₄四面体に帰属されるFT-IRピークは消失したが,この変化は可逆的であり脱水により回復した。H₂Oが付加してもLewis酸点は存続することがCO吸着,ピリジン吸着から証明された。Nb₂O₅・nH₂Oの水共存下におけるLewis酸としての不均一触媒作用をテトラアリルシランによるベンズアルデヒドのアリル化反応とグルコースの5-ヒドロキシメチルフルフラール(HMF)への環化反応について調べた。ベンズアルデヒドのアリル化ではSc(OTf)₃には及ばないもののアリル化物が生成した。またグルコースの環化反応ではリン酸触媒に比較して低収率ながらHMFが得られ,Nb₂O₅・nH₂Oが水中でもLewis酸性を示すことが確認された。

シソーラス用語： *酸化ニオブ ,  Lewis酸 ,  Lewis酸触媒 ,  不均一系反応 ,  *固体酸 ,  酸触媒反応 ,  アリル化 ,  耐水性 ,  ヘキソース ,  アルドース ,  芳香族アルデヒド

分類 (2件)： 塩基,金属酸化物  (CD01030Z) ,  不均一系触媒反応  (CB06100E)

物質索引 (5件)： 1-フェニル-3-ブテン-1-オール ,  5-ヒドロキシメチルフルフラール ,  グルコース ,  テトラアリルシラン ,  ベンズアルデヒド

タイトルに関連する用語 (3件)： 耐水性 ,  Lewis酸 ,  不均一系触媒