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J-GLOBAL ID:201102271168005605   整理番号:11A1906741

腐朽処理した木材の超音波伝播速度及び部分圧縮強度の変化 超音波伝播速度の低下と残存強度との関係

Changes of Propagation Velocity of Ultrasonic Waves and Partial Compression Strength of Decay-treated Woods Relationship between decrease of propagation velocity of ultrasonic waves and remaining strength
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資料名:
巻: 57  号:ページ: 359-369 (J-STAGE)  発行年: 2011年 
JST資料番号: F0852A  ISSN: 0021-4795  CODEN: MKZGA7  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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島根県産スギ,ヒノキ,アカマツ,コナラそれぞれの辺材と心材及びブナの辺材を供試し,オオウズラタケ(Fomitopsis palustris)とカワラタケ(Trametes versicolor)による素材の耐朽性試験(JIS Z 2101(1994))を行った。さらに,柱状試験体にオオウズラタケとカワラタケによる腐朽処理を施した後,超音波伝播速度の測定と部分圧縮試験を行った。腐朽処理した柱状試験体では,オオウズラタケによって腐朽した全ての樹種の辺材とアカマツの心材について3.2~12.9%の質量減少率が認められた。これら腐朽材の厚さ方向での超音波伝播速度は,腐朽処理時に培地と接触していた木口面近傍が最も低下していた。また,腐朽材の部分圧縮強度σ<sub>e5%</sub>及びσ<sub>e10%</sub>(それぞれ辺長の5%及び10%における値)もコントロールに対する比で0.36~0.85となった。腐朽材では超音波伝播速度の低下率とσ<sub>e5%</sub>の残存率との間に統計的に有意な(P<0.01)負の相関関係が認められた。(著者抄録)
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