文献

J-GLOBAL ID：201102271437389822   整理番号：11A0424571

同一ニッケル当量(NiE)を有する低熱膨張率球状黒鉛鋳鉄の機械的特性及び熱膨張特性

Mechanical Properties and Thermal Expansion Characteristics of Low Thermal Expansion Ductile Cast Iron with same Nickel Equivalent (NiE)

著者 (4件)： HATATE Minoru (Kinki Univ., Hiroshima, JPN) ,  NOBUKI Tohru (Kinki Univ., Hiroshima, JPN) ,  KIGUCHI Shoji (Kinki Univ., Osaka, JPN) ,  SHIMIZU Kazumichi (Muroran Inst. Technol., Hokkaido, JPN)
資料名： Key Engineering Materials  (Key Engineering Materials)
巻： 457  ページ： 380-385  発行年： 2011年 
JST資料番号： D0744C  ISSN： 1013-9826  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究は,温度変化に対して寸法安定性の優れた低熱膨張係数を持つ球状黒鉛鋳鉄を新しく開発するために,超インバ合金にC及びSiを添加し,Co含有量を変えて機械的特性及び熱膨張特性に及ぼす影響を調べた。Co含有量を0~12%の範囲で変化させた4種類の試料を作製し,Co含有量及び溶体化処理の影響を系統的に調べた。その結果,次の事を明らかにした。1)Co添加量増加につれてマルテンサイト量は増加したが,このマルテンサイトは溶体化処理後の水焼入処理で全体的にオーステナイトに逆変態した,2)マルテンサイト量が20%以下の時は,373Kにおける熱膨張係数が小さくなり超インバ合金のそれに近くなる,3)Co含有量が9%以下の時は,逆変態オーステナイト中で比較的大きな塑性変形が期待される。

シソーラス用語： *球状黒鉛鋳鉄 ,  *熱膨張 ,  熱膨張係数 ,  *機械的性質 ,  アンバ ,  コバルト添加合金 ,  溶体化処理 ,  マルテンサイト ,  焼入 ,  オーステナイト ,  逆変態 ,  塑性変形 ,  当量 ,  ニッケル添加合金 ,  ニッケル ,  *低膨張合金 ,  *性質

分類 (1件)： 機械的性質  (WB02030U)

タイトルに関連する用語 (6件)： ニッケル ,  当量 ,  低熱膨張 ,  球状黒鉛鋳鉄 ,  機械的特性 ,  熱膨張