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J-GLOBAL ID：201102271675562761   整理番号：11A0785162

精製油中の結合2,3-エポキシ-1-プロパノール(グリシドール)と結合モノクロロプロパンジオール(MCPD)の定量

Determination of bound 2,3-epoxy-1-propanol (glycidol) and bound monochloropropanediol (MCPD) in refined oils

著者 (1件)： KUHLMANN Jan (SGS Germany GmbH, Hamburg, DEU)
資料名： European Journal of Lipid Science and Technology  (European Journal of Lipid Science and Technology)
巻： 113  号： 3  ページ： 335-344  発行年： 2011年03月 
JST資料番号： B0531A  ISSN： 1438-7697  CODEN： EJLST  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 精製した食用油脂中のグリシジル誘導体と2-および3-MCPD誘導体の鋭敏で正確な分析法を開発した。開発した分析法は,アルカリによりこれら誘導体からグリシドールまたはMCPDを遊離し,グリシドールをモノブロモプロパンジオールに変換し,フェニルボロン酸で誘導体化し,GC-MSで測定する方法であった。定量には同位体元素標識法を用い,グリシドールの代理標準として3-ブロモプロパン-1,2-ジオール-d₅を用いた。また,3-MCPDの代理標準として3-クロロプロパンジオール-1,2-ビス-パルミトイルエステル-d₅を用いた。結合したグリシドールに対する本法の検出限界は0.025mg/kgであった。本法により多数の食用油脂を分析した結果,未精製油にはこれら誘導体は検出されなかったが,精製油には検出された。2-および3-MCPD誘導体が多かったのはヘーゼルナッツ油,クルミ油であり,グリシドール誘導体が多かったのはシアバターであった。

シソーラス用語： 食用油脂 ,  *カルボン酸エステル ,  油脂精製 ,  標識法 ,  誘導体化 ,  GC-MS分析 ,  *定量分析 ,  植物油脂 ,  食品分析 ,  脂肪族アルコール ,  脂肪族塩素化合物 ,  ジオール ,  第二アルコール ,  アルコール ,  環状エーテル
準シソーラス用語： *2-MCPDエステル ,  *3-MCPDエステル ,  *グリシドールエステル ,  クルミ油 ,  シアバター ,  同位体標識 ,  ヘーゼルナッツ油

分類 (3件)： 脂肪族カルボン酸エステル・カルボン酸無水物・酸ハロゲン化物・アシルペルオキシド  (CF03210P) ,  食品の分析  (FJ01030U) ,  食用油脂,マーガリン  (FJ09010C)

物質索引 (8件)： 2-MCPD ,  3-MCPD ,  3-ブロモ-1,2-プロパンジオール ,  グリシドール ,  フェニルボロン酸 ,  ビス(パルミチン酸)3-クロロ-1,2-プロパンジイル ,  ビス(パルミチン酸)3-クロロ-1,2-(1,1,2,3,3-²H₅)プロパンジイル ,  ステアリン酸グリシジル

タイトルに関連する用語 (4件)： 1-プロパノール ,  グリシドール ,  MCPD ,  定量