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J-GLOBAL ID：201102274081525156   整理番号：11A1955309

腐食研究の最前線 2 ステンレス鋼の孔食発生機構解明へのマイクロ電気化学的アプローチ

著者 (3件)： 武藤泉 (東北大 大学院工学研究科) ,  菅原優 (東北大 大学院工学研究科) ,  原信義 (東北大 大学院工学研究科)
資料名： 電気化学および工業物理化学  (Electrochemistry)
巻： 79  号： 12  ページ： 954-958  発行年： 2011年12月05日 
JST資料番号： G0072A  ISSN： 1344-3542  CODEN： EECTFA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： マイクロメートルオーダーの介在物を起点とする孔食の発生機構を解析するには,微小な領域の電気化学計測は極めて有効である。Suterらの開発したマイクロ電気化学計測の技術の発展により,従来は不可能であった介在物や結晶粒界などの微小領域の電気化学的特性が明らかにされつつある。ここでは,硫化物系介在物を起点とするステンレス鋼の孔食発生機構について,筆者らの研究成果を中心に,最近の動向を紹介した。マイクロ電気化学アプローチの構成,孔食発生サイトとしての非金属介在物の重要性,腐食研究におけるマイクロ電気化学プローブの有用性,MnS介在物を起点とする孔食の形態,及び介在物の電気化学的特性と耐孔食性について述べた。

シソーラス用語： *ステンレス鋼 ,  *孔食 ,  *反応機構 ,  マイクロメータ ,  介在物 ,  *検出 ,  硫化マンガン ,  耐孔食性 ,  *マイクロプローブ ,  計測 ,  *陽分極 ,  電気化学的分極 ,  動電位分極 ,  *電気化学検出 ,  *腐食
準シソーラス用語： *電気化学的検出 ,  *アノード分極

分類 (3件)： 無機化合物一般及び元素  (CD01010D) ,  腐食  (WB03030B) ,  電気化学的分極  (CB07030J)

引用文献 (20件)：

• SUTER, T. Analytical Methods in Corrosion Science and Engineering. 2006, 649
• SUTER, T. Mater. Sci. Forum. 1995, 192-194, 25
• SUTER, T. Electrochim. Acta. 1997, 42, 3275
• MUTO, I. J. Electrochem. Soc. 2007, 154, C439
• MUTO, I. J. Electrochem. Soc. 2009, 156, C55

タイトルに関連する用語 (6件)： 腐食 ,  研究 ,  ステンレス鋼 ,  孔食 ,  マイクロ ,  電気化学