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J-GLOBAL ID：201102275204415012   整理番号：11A1833891

作品情報の共有による協調学習とその評価

著者 (1件)： 谷口るり子 (大阪国際大 現代社会)
資料名： 教育システム情報学会誌  (Transactions of Japanese Society for Information and Systems in Education)
巻： 28  号： 4  ページ： 283-291  発行年： 2011年10月01日 
JST資料番号： L2602A  ISSN： 1341-4135  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： プログラミングの授業において作品(プログラム)を作る課題を出し,作品の作成過程における情報をネットワーク上で共有する授業を実践した。学生はそれまでに学んだ多くの内容を適切に組合せる必要があり,作品制作が授業内容の復習と理解の深化に役立つのである。学生同士が協調学習を行うことができるようにするため,進捗状況の報告と提出が可能な作品情報共有の場を設けた。その結果は,参照回数と試験の点数には殆ど相関がないが,試験の低得点者の中に参照回数が多い学生がいることなどが分かった。学生はお互いに書いたページを参照し合うことで,相互作用を伴う協調学習が行われた可能性が示された。

シソーラス用語： *学習 ,  *eラーニング ,  参照 ,  計算機プログラミング ,  *情報共有 ,  相互作用

分類 (2件)： テレビジョン応用  (ND12034M) ,  計算機システム開発  (JD02010R)

引用文献 (14件)：

• (1) 岡本敏雄,伊東幸宏,家本 修,坂元 昂編:“ICT活用教育 先端教育への挑戦”,海青社,東京(2006)
• (2) 宮地 功,姚 華平,吉田幸二:“講義とe-ラーニングのブレンディングによる授業実践と効果”,教育システム情報学会誌,Vol. 22,No. 4,pp. 254-263(2005)
• (3) 安達一寿:“ブレンディッドラーニングでの学習活動の類型化に関する分析”,日本教育工学会論文誌,Vol. 31,No. 1,pp. 29-40(2007)
• (4) 篠沢佳久,植竹朋文,高雄慎二:“情報教育授業の補佐的な役割を持つ電子掲示板システム「IS-Board」の構築”,情報処理学会論文誌,Vol. 45,No. 2,pp. 623-634(2004)
• (5) 谷口るり子:“Webを用いた学習支援方法の利用度と試験の点数による比較”,教育システム情報学会誌,Vol. 25,No. 3,pp. 321-328(2008)

タイトルに関連する用語 (4件)： 作品 ,  共有 ,  協調学習 ,  評価