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J-GLOBAL ID:201102278449365079   整理番号:11A1507857

金属鉄を電子供与体として利用可能なメタン生成古細菌(MPA)と硫酸塩還元菌(SRB)の共存による鉄腐食促進作用

Iron Corrosion by Methane Producing Archaea (MPA) and Sulfate Reducing Bacteria (SRB) Utilizing Metallic Iron as an Electron Donor
著者 (8件):
資料名:
巻: 60  号:ページ: 402-410  発行年: 2011年09月15日 
JST資料番号: F0006A  ISSN: 0917-0480  CODEN: ZAKAEP  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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嫌気性条件(N2(80%)+CO2(20%))の海水培地において,金属鉄を電子供与体として,CO2を電子受容体かつ炭素源として利用可能なMPAは,純鉄試験片を腐食した。主要な腐食生成物はFeCO3であった。このMPAが,同様に金属鉄を電子供与体として利用可能なSRBと共存することで,MPA単独の場合よりも腐食が約2.3倍促進されることが明らかになった。MPAとSRBが共存する場合の腐食生成物も,MPA単独による腐食生成物と同様にFeCO3であった。また,嫌気性条件(N2(80%)+CO2(20%))での腐食速度と,引き続く好気性条件(空気下)での腐食速度を比較した結果,MPA単独,あるいは,MPAとSRBが共存する場合の腐食速度は,嫌気性条件(N2(80%)+CO2(20%))の方が高い値となった。本研究で腐食試験に使用したMPAとSRBは同一の原油タンクのスラッジから単離されたものである。油井など高濃度のCO2とCl-が存在する実際の嫌気性腐食環境においては,金属鉄を電子供与体として,CO2を電子受容体や炭素源として利用可能なMPAと同じく金属鉄を電子供与体として利用可能なSRBが共存している可能性も想定される。したがって,金属鉄を電子供与体として利用可能なMPAとSRBの共存による微生物腐食に対しても留意すべきと考えられる。(著者抄録)
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分類 (1件):
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腐食基礎理論,腐食試験 
引用文献 (6件):
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