文献
J-GLOBAL ID:201102282467135975   整理番号:11A1953380

気象研究所地球システムモデル第1版(MRI-ESM1)-モデルの記述-

Meteorological Research Institute-Earth System Model Version 1 (MRI-ESM1)-Model Description-
著者 (15件):
資料名:
号: 64  ページ: 92P  発行年: 2011年03月 
JST資料番号: S0953A  ISSN: 0386-4049  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
気象研究所において,気候システムと地球全体の物質循環,およびそれらの間の相互作用を再現する地球システムモデルが開発された。その中核となるコンポーネントである大気海洋結合全球気候モデルMRI-CGCM3は,気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第4次評価報告書に大きく貢献した以前のモデルMRI-CGCM2.3からも大きく進歩した。MRI-CGCM3の大気部分としては,全球大気モデルMRI-AGCM3が用いられており,積雲対流スキーム,高精度な放射スキーム,エーロゾルの雲への影響を陽に表現する2モーメントバルク雲モデル,さらに,新しく精緻な陸面モデルなど,種々の新しい物理過程パラメタリゼーションが,セミ・ラグランジュ法による力学フレームに組み込まれている。MRI-CGCM3の海洋・海氷部分として,これも新しく気象研究所で開発されたMRI.COM3が用いられている。MRI.COM3では一般直交曲線座標をサポートしているため,ここでは北極が特異点にならない3極座標系を採用している。海氷モデルも新しくなり,詳細な熱力学過程に加え,格子内の氷厚分布をカテゴリーで表現し,また氷の粘塑性体力学も取り入れている。エーロゾルモデルのMASINGAR mk-2は,硫酸,黒色炭素,有機炭素,鉱物ダスト,および海塩の5種類の大気エーロゾルを扱っている。大気化学気候モデル(オゾンモデル)であるMRI-CCM2は,成層圏および対流圏オゾンに関連する大気化学種の反応および輸送を扱うために用いられている。全球の炭素循環を表現するため,陸域炭素循環および海洋生物地球化学炭素循環過程が,それぞれ陸面モデルおよび海洋モデルに組み込まれている。カップラーScupは気象研究所で開発され,大気,海洋,エーロゾル,およびオゾンの各コンポーネントモデルを統合してMRI-ESM1として構成するために用いられている。この柔軟性のあるカップラーは異なる解像度,格子座標を様々な結合間隔で結合することを可能にしている。このような特長は,地球システムモデルの効率的な実行を可能にするだけでなく,コンポーネントモデルを効率的に独立して開発することをも可能にしている。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
天気予報 

前のページに戻る