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J-GLOBAL ID：201102291158945295   整理番号：11A1118787

ミリ波宇宙電波望遠鏡のアンテナ鏡面精度測定

Measurements of Antenna Surface for Millimeter-Wave Space Radio Telescope

著者 (4件)： KAMEGAI Kazuhisa (Japan Aerospace Exploration Agency(JAXA), Kanagawa) ,  TSUBOI Masato (Japan Aerospace Exploration Agency(JAXA), Kanagawa) ,  DOI Akihiro (Japan Aerospace Exploration Agency(JAXA), Kanagawa) ,  SATO Eiichi (Japan Aerospace Exploration Agency(JAXA), Kanagawa)
資料名： Publications of the Astronomical Society of Japan  (Publications of the Astronomical Society of Japan)
巻： 63  号： 3  ページ： 475-480  発行年： 2011年06月25日 
JST資料番号： G0279A  ISSN： 0004-6264  CODEN： PASJA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 宇宙電波望遠鏡の構成では,アンテナ鏡面に対して低い雑音因子と高い機械ロバスト性を有する材料の使用が本質的である。新しいミリ波天文衛星ASTRO-Gに搭載された電波望遠鏡に使用するために,2つのアンテナ鏡面候補材料の反射性能を測定した結果を与えた。衛星の投影軌道における熱環境のゆらぎに起因した性能低下量を概算するために,銅はく炭素繊維強化プラスチック(CFRP)とアルミニウム被覆CFRPの2つの候補に対して熱サイクル試験を実施した。41~45GHz帯域の放射計を用いて熱サイクル試験期間のある時点で鏡面の反射損失を精確に測定した。熱サイクル試験後の両方の候補の鏡面上に亀裂が生じ,亀裂の数密度は熱サイクルの進行と共に増加した。反射損失も亀裂の数密度に比例して増加した。それにもかかわらず,銅はく鏡面の損失は等価寿命末期のASTRO-Gの要求を満たした。しかしながら,アルミニウム被覆鏡面の損失はサイクル終了前でさえも要求される最大値を超過した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 繊維強化プラスチック ,  銅箔 ,  放射計 ,  *材料試験 ,  鏡面反射 ,  受信アンテナ ,  *電波望遠鏡 ,  熱サイクル ,  亀裂発生 ,  測定精度 ,  *天文衛星 ,  炭素繊維強化プラスチック ,  *飛翔体
準シソーラス用語： 電波天文衛星ASTRO-G

分類 (1件)： 宇宙線・天体物理観測技術  (DB01000N)

引用文献 (9件)：

• Baars, J. W. M.2007, The Paraboloidal Reflector Antenna in Radio Astronomy and Communication (Berlin: Springer)
• Higuchi, K., et al.2009, in ASP Conf. Ser., 402, Approaching Micro-Arcsecond Resolution with VSOP-2: Astrophysics and Technology, ed. Y. Hagiwara et al.(San Francisco: ASP), 41
• Hirabayashi, H., et al.1998, Science, 281, 1825
• Hirabayashi, H., et al.2000, PASJ, 52, 955
• Kaiser, J. H.1994, Res. Nondestr. Eval, 5, 275

タイトルに関連する用語 (5件)： ミリ波 ,  宇宙 ,  電波望遠鏡 ,  アンテナ ,  面精度