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J-GLOBAL ID：201102292920120858   整理番号：11A0556606

チベット原産生薬・レッコウトケン(Rhododendron anthopogonoides Maxim)を主成分とした基礎化粧品の有用性の検討

著者 (2件)： 森田邦彦 (同志社女大) ,  松元加奈 (同志社女大)
資料名： 同志社女子大学学術研究年報  (Doshisha Women's College of Liberal Arts. Annual Report of Studies)
巻： 61  ページ： 129-132  発行年： 2010年12月25日 
JST資料番号： F0618A  ISSN： 0418-0038  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： レッコウトケンは,チベットの高地に生息するツツジ科の低木から抽出されるエキスで,止咳・去痰作用がある。本研究では,ヒトを対象に製剤化されたレッコウトケンクリームの基礎化粧品としての有用性を検討した。12名の成人女性健康被験者(平均年齢45.0+6.9歳)を対象とした。単回塗布試験は,簡便かつ高精度な電極測定法を用いた。脂腺分泌抑制作用,美白作用,皮膚弾力性増大作用,皮膚角質層水分保持能増大作用を測定した。単回塗布試験を実施した日から,各被験者宅で夜の就寝前にレッコウトケンクリーム1gを額および左手の甲に連続7日間塗布した。レッコウトケンクリームの単回および連続塗布試験の結果,速やかかつ顕著な脂肪分泌量の抑制が認められた。また,メラニン値も連続塗布により有意に低下した。レッコウトケンクリームは各種皮膚症状の予防ならびに美白の面で,極めて有用性が高いと判断された。肌のハリや潤いに効果的であることが示唆された。

シソーラス用語： *化粧品 ,  植物性生薬 ,  チベット自治区 ,  効果 ,  スキンケア ,  *ツツジ属 ,  皮脂腺 ,  角質層 ,  弾性 ,  保水性 ,  生物色素 ,  エキス ,  基礎化粧品 ,  美白効果 ,  メラニン ,  機械的性質
準シソーラス用語： *レッコウトケン ,  Rhododendron anthopogonoides Maxim ,  脂腺 ,  表皮角質層 ,  弾力性 ,  水分保持能

分類 (1件)： 化粧品  (YG03030S)

タイトルに関連する用語 (5件)： チベット ,  生薬 ,  Rhododendron ,  基礎化粧品 ,  有用性