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J-GLOBAL ID:201102298034842174   整理番号:11A1622818

緑色普通角閃石中のガラス包有物の主成分化学組成を用いた広域テフラの対比:阪手テフラを例として

Correlation of widespread tephra beds using the major-element chemistry of glass shards and glass inclusions in hornblende: Case study of the Sakate tephra, western Japan
著者 (6件):
資料名:
巻: 117  号:ページ: 495-507  発行年: 2011年09月15日 
JST資料番号: F0528A  ISSN: 0016-7630  CODEN: CHTZA5  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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近畿~中部地方の阪手テフラは,K-AhとAT層準の間の堆積物中に緑色普通角閃石・カミングトン閃石が含まれるという特徴で識別されてきた。阪手テフラと同定されたテフラ,およびその給源と目される三瓶浮布テフラについて岩石記載および火山ガラスの主成分組成分析を行った結果,それぞれが対比できた。火山ガラスが残存しない阪手テフラの場合,緑色普通角閃石の屈折率などで対比しているが,テフラの特徴を明瞭に示すとされる火山ガラスに代わって,阪手テフラに特徴的に含まれる斑晶のガラス包有物の主成分組成で同定できれば,識別精度が向上する。そこで,前出テフラに含まれる緑色普通角閃石中のガラス包有物の主成分組成を分析したところ,組成の特徴がよく一致した。よって,阪手テフラの同定については,緑色普通角閃石中のガラス包有物の組成の比較が有効であることが明らかになった。(著者抄録)
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分類 (2件):
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第四紀  ,  火山岩 
引用文献 (29件):
  • 東 潮・奥田 尚・吉川周作・原 秀禎・島倉己三郎 (Azuma, U., Okuda, H., Yoshikawa, S. Hara, H. and Shimakura, M.), 1983, 磯城郡田原本町阪手遺跡発掘調査報告書. [Rep. Archaeological Res., Sakate, Tawaramoto-cho, Shiki-gun], 奈良県立橿原考古学研究所 (Kashihara Archaeological Inst., Nara Prefecture).
  • Danhara, T., Yamashita, T., Iwano, H. and Kasuya, M., 1992, An improved system for measuring refractive index using the thermal immersion method. Quatern. Intern., 13/14, 89-91.
  • 福澤仁之・山田和芳・加藤めぐみ・藤原 治 (Fukusawa, H., Yamada, K., Kato, M. and Fujiwara, O.), 1999, 湖沼年縞による晩氷期~完新世の気候の変動速度の推定 (演旨),地球惑星科学関連学会合同大会予稿集 (1999, Meet. Geoscience Union, Japan, Abstr.), (CD-ROM), Lc-013.
  • 古澤 明 (Furusawa, A.), 1995, 火山ガラスの屈折率測定・形態分類とその統計的な解析. 地質雑 (Jour. Geol. Soc. Japan), 101, 123-133.
  • 古澤 明 (Furusawa, A.), 2004, RIPL法により由布岳火山周辺のテフリックレスから見いだした火山活動. 地質雑 (Jour. Geol. Soc. Japan), 110, 19-37.
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