特許
J-GLOBAL ID:201103004959006325

ジイソプロピルベンゼンからジヒドロキシベンゼンとジカルビノールを製造するための改良された方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石川 徹
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-533396
特許番号:特許第4672139号
出願日: 1999年02月16日
請求項(抜粋):
【請求項1】 ジイソプロピルベンゼンからジヒドロキシベンゼン(DHB)とジイソプロピルベンゼンジカルビノール(DCL)を製造する方法であって、 (a) 塩基触媒の存在下でジイソプロピルベンゼン(DIPB)を酸化させて、ジイソプロピルベンゼンジヒドロペルオキシド(DHP)と、ジイソプロピルベンゼンヒドロキシヒドロペルオキシド(HHP)と、アセチルイソプロピルベンゼンヒドロペルオキシド(KHP)と、さらに、ジイソプロピルベンゼンモノヒドロペルオキシド(MHP)、イソプロピルベンゼンモノカルビノール(MCL)、ジイソプロピルベンゼンジカルビノール(DCL)、及びアセチルイソプロピルベンゼンモノカルビノール(KCL)からなる群から選択される1種又は2種以上を含む酸化物を得る工程; (b) 苛性水溶液、有機溶媒及び 工程(a)の酸化物を、第1のKarrカラムの中へ供給する工程、ここで該有機溶媒と該苛性水溶液は、第1のKarrカラム内を対向して流れるように供給される; (c) 工程(b)の第1のKarrカラムの中に第1と第2の2つの流れを作り出す工程であって、第1の流れは対向する流れにて抽出されたDHP、HHP及びKHP、並びに工程(b)の苛性水溶液を含んでおり、第2の流れはMHP、MCL、DCL、KCL、及びDIPBからなる群から選択される1種以上、及び工程(b)の有機溶媒を含んでおり、 (d) 工程(c)の第1の苛性抽出物の流れを10〜30°Cの温度に冷却し、該冷却された流れと、有機溶媒と、アルカリ水溶液とを第2Karrカラムの中へ供給する工程、ここで該有機溶媒と該アルカリ水溶液は、第2のKarrカラム内を対向して流れるように供給される; (e) 第2Karrカラムの中に第1と第2の2つの流れを作り出す工程であって、第1の流れは10°C〜30°Cの低温抽出物の流れであり、該流れはHHP及びKHPを含む10°C〜30°Cの低温有機溶媒抽出物を含んでおり、第2の流れは10°C〜30°Cの低温抽出物の流れであり、該流れはDHPが濃縮されたアルカリ水溶液を含んでおり; (f) 温度が40〜85°Cの有機溶媒と、工程(e)のDHP濃縮アルカリ水溶液を、第3Karrカラムへ供給する工程; (g) 第3Karrカラムの中に第1と第2の2つの流れを作り出す工程であって、第1の流れは40〜85°Cの高温抽出物の流れであり、該流れは純度99.7%以上のDHPを含む40〜85°Cの高温有機溶媒溶液を含んでおり、第2の流れは40〜85°Cの高温抽出物の流れであり、該流れは第1の流れで未抽出のヒドロペルオキシドを有するアルカリ水溶液を含んでおり; (h) 工程(g)の40〜85°Cの高温有機溶媒溶液を濃縮し、濃縮物を連続式開裂反応器へ供給する工程であって、DHPを酸触媒の存在下で開裂し、対応するジヒドロキシベンゼン及びアセトンを含む溶液を作る工程; (i) 工程(e)の第1の10°C〜30°Cの低温抽出物の流れに存在するHHPを、大気圧下、アルカリ水溶液で処理することにより分解し、DCLを得る工程、を有している前記方法。
IPC (6件):
C07C 37/58 ( 200 6.01) ,  C07C 39/08 ( 200 6.01) ,  C07C 27/00 ( 200 6.01) ,  C07C 29/132 ( 200 6.01) ,  C07C 33/26 ( 200 6.01) ,  C07B 61/00 ( 200 6.01)
FI (6件):
C07C 37/58 ,  C07C 39/08 ,  C07C 27/00 350 ,  C07C 29/132 ,  C07C 33/26 ,  C07B 61/00 300
引用特許:
出願人引用 (5件)
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審査官引用 (8件)
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