特許
J-GLOBAL ID:201103005527300105

プロキラルなアリル系の立体特異的異性化法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 矢野 敏雄 ,  山崎 利臣 ,  久野 琢也
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-100375
公開番号(公開出願番号):特開2000-072723
特許番号:特許第4536841号
出願日: 1999年04月07日
公開日(公表日): 2000年03月07日
請求項(抜粋):
【請求項1】 少なくとも1つのキラル燐配位子を有するRh、Ir及びRu化合物から成る群から選択された触媒を用いて、式: [式中、R1≠R2であり、各々、1〜12個の炭素原子を含有するアルキル及びアルケニル基、任意にヒドロキシ基によって置換されたアリール基から成る群から選択され、R3及びR4は、相互に独立して、水素原子、C1〜12のアルキル及びアルケニル基及びアリール基から成る群から選択され、R5は、水素原子、1〜8個の炭素原子を含有するアルキル及びシクロアルキル基から成る群から選択され、R6は、1〜8個の炭素原子を含有するアルキル及びシクロアルキル基から成る群から選択されるか、又はR5及びR6は、窒素原子と一緒になって、5-員環、6-員環及び更に酸素原子1個を含有する6-員環から成る群から選択される環を形成する]によって表されるプロキラルなアリル系を立体特異的に異性化させて、式: [式中、記号R1〜R6は、前記のものである]によって表されるエナミン及び式: [式中、記号R1〜R4及びR6は、前記のものであり、R5は、水素原子である]によって表されるイミンから成る化合物の群にする方法において、 前記の配位子は、式(V): [式中、星印付き炭素原子は、不斉炭素原子であり、 Xは、水素原子又はポリマーに結合される、式: (A)n-B-P によって表される架橋基(ここで、nは、0又は1であり、Aは、酸素原子、硫黄原子、珪素原子、窒素原子又は炭素原子の少なくとも1個を含有する好適なスペーサー基であり、Bは、n=0の場合には、シクロペンタジエニル基とポリマーPとの間の結合基であるか、又はn=1の場合には、AとBとの間の結合基であり、かつPは、有機又は無機ポリマーである)であり、 A. Zは、燐原子を表し、R1は、C1〜8-アルキル基、任意に1〜3個のC1〜4-アルキル基又はアルコキシ基によって置換されていてよいフェニル基から成る群から選択され、R2、R3、R10及びR11は、相互に独立して、C1〜12-アルキル基、1個のC1〜4-アルキル基又はアルコキシ基によって置換されていてよいC5〜12-シクロアルキル基、及びC1〜4-アルキル基又はアルコキシ基、-SiR4R5R6、ハライド、-SO3M、-CO2M、-PO3M、-NR7R8及び-[+NR7R8R9]Y-から成る群から選択される1〜3個の置換基を有していてよいフェニル基から成る群から選択されているか、又はR2、R3、R10及びR11は、相互に独立して、式: (ここで、R12は、部分的又は全部弗素化されたC1〜5-アルキル基であり、R13は、C1〜4-アルキル基及びアルコキシ基、-SiR4R5R6、ハライド、-SO3M、-CO2M、-PO3M、-NR7R8及び-[+NR7R8R9]Y-から成る群から選択され、mは、1〜3の整数であり、nは、0又は1〜4の整数であり、m+nの合計は、1〜5であり、R4、R5及びR6は、相互に独立して、C1〜12-アルキル基及びフェニル基から成る群から選択され、R7及びR8は、別々に、各々、水素原子、C1〜12-アルキル基及びフェニル基から成る群から選択され、又は、R7及びR8は、一緒になって、テトラメチレン、ペンタメチレン及び3-オキサ-1,5-ペンチレンから成る群から選択される基を表し、かつ R9は、水素原子又はC1〜4-アルキル基であり、 Mは、水素原子又はアルカリ金属であり、かつ Yは、1塩基性酸の陰イオンである)の基を表わし、 又は B. Zは、窒素原子であり、 R1は、C1〜8-アルキル基、及び任意にC1〜4-アルキル基及びアルコキシ基から成る群から選択される1〜3個の置換基によって置換されていてよいフェニル基から成る群から選択され、 R2及びR3は、相互に独立して、C1〜12-アルキル基、C5〜12-シクロアルキル基、及び1〜3個のC1〜4-アルキル基によって置換されていてよいフェニル基から成る群から選択されるか、又はR2及びR3は、窒素原子と一緒になって、更に窒素原子又は酸素原子を含有していてよい5〜12員環を形成し、かつR10及びR11は各々フェニル基である]によって表される化合物であるか、又は 前記の配位子は、一般式: [式中、R1は水素原子、フルオリド、アルキル基、アシル基及び式:XR5の基から成る群から選択され、ここで、Xは、酸素原子又は硫黄原子であり、R5は、水素原子、アルキル基及びアリール基から成る群から選択され、 R2は、水素原子及びアルキル基から成る群から選択され、同時にC-13、C-14及びC-17の立体化学は、α又はβであり、 R3は、水素原子、フルオリド、アルキル基、アリール基、トリアルキルシリル基及び式:XR6の基から成る群から選択され、ここで、Xは前記のものであり、R6は、水素原子、アルキル基、アリール基及びトリフルオロメチルスルホニル基から成る群から選択され、 R4は、ステロイドの6又は7位における置換基であり、水素原子、フルオリド、アルキル基、アリール基及び式:YR7の基から成る群から選択され、ここで、Yは、酸素原子、硫黄原子又はトリアルキルシリル基であり、R7は、水素原子、アルキル基、アリール基及びトリフルオロメチルスルホニル基から成る群から選択され、ステロイドのB環は飽和されているか、又は2個の二重結合を有する]によって表されることを特徴とする、プロキラルなアリル系の立体特異的異性化法。
IPC (10件):
C07C 209/68 ( 200 6.01) ,  B01J 31/22 ( 200 6.01) ,  C07C 211/21 ( 200 6.01) ,  C07C 211/28 ( 200 6.01) ,  C07C 211/35 ( 200 6.01) ,  C07C 213/08 ( 200 6.01) ,  C07C 215/30 ( 200 6.01) ,  C07C 249/02 ( 200 6.01) ,  C07C 251/04 ( 200 6.01) ,  C07B 61/00 ( 200 6.01)
FI (10件):
C07C 209/68 ,  B01J 31/22 Z ,  C07C 211/21 ,  C07C 211/28 ,  C07C 211/35 ,  C07C 213/08 ,  C07C 215/30 ,  C07C 249/02 ,  C07C 251/04 ,  C07B 61/00 300
引用特許:
審査官引用 (9件)
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