特許
J-GLOBAL ID:201103005951139659
回折格子及びその調整方法、並びに放射線撮影システム
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小林 和憲
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-216753
公開番号(公開出願番号):特開2011-227041
出願日: 2010年09月28日
公開日(公表日): 2011年11月10日
要約:
【課題】複数枚の回折格子を使用して位相コントラスト画像を撮影する放射線撮影システムにおいて、高精度な測定器を使用せずに各回折格子の位置や傾きを調整する。【解決手段】1枚目の格子である第3の吸収型格子25は、FPD20の検出面に直交するz軸上に配置され、第3の吸収型格子25を通過するX線量に基づいて、z軸に直交するx軸、y軸上の回転位置θx、θyが調整される。2枚目の格子である第1の吸収型格子21は、モアレパターンが生じるようにz軸上に配置され、FPD20により検出したモアレパターンの周波数が面内において一律になるように、θx、θyが調整される。3枚目の格子である第2の吸収型格子22は、2枚目の格子である第1の吸収型格子21と同様にモアレパターンに基づいてθx、θyが調整され、その後にモアレパターンがFPD20により検出されなくなるように、z軸位置またはz軸周りのθzが調整される。【選択図】図1
請求項(抜粋):
放射線を照射する放射線源と放射線に担持された画像を検出する放射線画像検出器との間に複数枚の回折格子を配置して位相コントラスト画像を撮影する放射線撮影システムに用いられる回折格子の調整方法において、
前記回折格子の調整は、1枚目の回折格子の調整と2枚目以降の回折格子の調整とからなり、前記1枚目の回折格子の調整は、
前記放射線画像検出器の検出面に直交するz軸上に前記1枚目の回折格子を配置するステップと、
前記1枚目の回折格子を前記z軸に直交するx軸の周りθxと、前記z軸及びx軸に直交するy軸の周りθyとに回転させながら前記1枚目の回折格子を通過した放射線量を測定し、前記放射線量が最大となるθx及びθyの回転位置を求めるステップとからなり、
前記2枚目以降の回折格子の調整は、
前記放射線にモアレパターンが生じるように前記z軸上に前記2枚目以降の回折格子を配置するステップと、
前記2枚目以降の回折格子を前記θx及びθy方向に回転させながら前記放射線画像検出器によって前記モアレパターンを検出し、前記モアレパターンの周波数が面内で一律になる前記θx及びθy方向の回転位置を求めるステップと、
前記モアレパターンが前記放射線画像検出器によって検出されなくなるように、前記各回折格子間のz軸方向の相対位置と、前記z軸周りのθz方向の相対位置との少なくとも一方を調整するステップとからなることを特徴とする回折格子の調整方法。
IPC (2件):
FI (3件):
G01N23/04
, A61B6/00 330Z
, A61B6/00 300J
Fターム (27件):
2G001AA01
, 2G001BA11
, 2G001BA18
, 2G001CA01
, 2G001DA09
, 2G001EA02
, 2G001EA06
, 2G001EA08
, 2G001FA02
, 2G001FA08
, 2G001GA06
, 2G001HA07
, 2G001HA09
, 2G001HA13
, 2G001JA05
, 2G001KA01
, 2G001LA01
, 4C093AA07
, 4C093CA15
, 4C093EA11
, 4C093EA20
, 4C093EB12
, 4C093EB13
, 4C093EB17
, 4C093EB21
, 4C093GA03
, 4C093GA05
引用特許:
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