特許
J-GLOBAL ID:201103016961790384

継手のヨークと回転軸との結合装置及びその組立方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人貴和特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-088877
公開番号(公開出願番号):特開2011-220416
出願日: 2010年04月07日
公開日(公表日): 2011年11月04日
要約:
【課題】位置決め用治具27aの強度及び剛性を、特にコストを嵩ませる事なく十分に確保できて、回転軸19eの端部と、ヨーク12eに設けた結合筒部14eとの位置決めを確実に図れる様にする。【解決手段】前記位置決め用治具27aは、合成樹脂製で、基板部33と、突壁部34と、前記回転軸19eの端部に設けた雄スプライン部30aを係合させるセレーション孔と、位置決め用板部36とを備える。前記位置決め用治具27aを前記回転軸19eの端部に組み付けた状態でこの回転軸19eの端部と前記結合筒部14eとが、正規の位置関係でのみ組み合わせ可能になる。【選択図】図2
請求項(抜粋):
継手を構成するヨークと回転軸の端部とを、位置決め用治具を介して結合固定する、継手のヨークと回転軸との結合装置であって、 このうちのヨークは、軸方向に不連続部を形成すると共に、内周面に雌セレーション部を形成した結合筒部と、この結合筒部の基端部でこの不連続部を挟む位置に形成された1対のフランジ部と、これら両フランジ部の互いに整合する部分に形成された、これら両フランジ部同士の間隔を縮める為のボルトを挿通乃至は螺合させる為の1対の取付孔とを備えたものであり、 前記回転軸は、端部外周面に前記雌セレーション部と係合する雄セレーション部を、この雄セレーション部の一部で先端面から軸方向に離隔した部分に径方向に凹んだ凹部を、それぞれ形成したものであり、 前記位置決め用治具は、高分子材料製で、基板部と、この基板部の長さ方向一端部からこの基板部の片面側に立ち上がった突壁部と、この突壁部の先端寄り部分に形成された、内周面を前記雄セレーション部と係合する位置決め用雌セレーション部としたセレーション孔と、前記基板部の片面の幅方向中央部から立ち上がった位置決め用板部とを備えたものであって、この位置決め用板部は、前記突壁部寄り部分に設けられた、高さ寸法が低い非阻止板部と、この突壁部から離れた部分に設けられた、高さ寸法が大きい阻止板部とから成るものであり、前記雄セレーション部と前記位置決め用雌セレーション部とを係合させて前記突壁部を前記回転軸の端部寄り部分に外嵌した状態でこの回転軸の端部を前記ヨークの結合筒部に挿入すると共に、前記位置決め用板部を前記不連続部内に挿入し、前記結合筒部の軸方向の位相に関し、前記非阻止板部と前記両取付孔とを一致させた状態で、この非阻止板部の先端縁がこれら両取付孔同士の間に、前記ボルトの挿通を妨げる程に突出する事はなく、同じく、前記阻止板部と前記両取付孔とを一致させた状態で、この阻止板部の先端縁がこれら両取付孔同士の間に、前記ボルトの挿通を妨げる程に突出するものであり、 前記回転軸の端部と前記位置決め用治具とを、前記基板部及び前記位置決め用板部を前記突壁部よりも前記回転軸の先端面側に位置させた状態で、前記位置決め用雌セレーション部と前記雄セレーション部とを係合させる事により組み合わせ、且つ、前記位置決め用板部を前記ヨークの結合筒部の不連続に、前記結合筒部の軸方向の位相に関し、前記非阻止板部と前記両取付孔とが一致するまで挿入し、前記両取付孔に挿通若しくは螺合したボルトにより前記両フランジ部同士の間隔を縮めて、前記結合筒部の内周面で前記回転軸の端部外周面を抑え付けた 継手のヨークと回転軸との結合装置。
IPC (3件):
F16D 1/06 ,  F16D 3/26 ,  B62D 1/20
FI (4件):
F16D1/06 Q ,  F16D1/06 S ,  F16D3/26 X ,  B62D1/20
Fターム (1件):
3D030DC39
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 誤組付け防止具
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2007-278681   出願人:日産自動車株式会社, 大成プラス株式会社
  • 十字軸継手
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-082695   出願人:日本精工株式会社
審査官引用 (2件)
  • 誤組付け防止具
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2007-278681   出願人:日産自動車株式会社, 大成プラス株式会社
  • 十字軸継手
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-082695   出願人:日本精工株式会社

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