特許
J-GLOBAL ID:201103020187273158

反響消去方法、反響消去装置及び反響消去プログラム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 中尾 直樹 ,  中村 幸雄 ,  義村 宗洋 ,  草野 卓
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-128725
公開番号(公開出願番号):特開2011-254420
出願日: 2010年06月04日
公開日(公表日): 2011年12月15日
要約:
【課題】状況に応じてエコー抑圧ゲインの大きさを変更し、十分にエコー抑圧をしながら、音声歪を同時に少なくする反響消去技術を提供する。【解決手段】本発明に係る反響消去技術は、収音信号に基づいて得られる信号D(f,k)及び受話信号X(f,k)を用いて、エコー抑圧ゲインGb^(f,k)を求め、信号D(f,k)からエコー成分を取り除いた信号D’(f,k)を用いて、抑圧対象の信号が母音であるか子音であるかを判定し、抑圧対象の信号が母音であると判定された場合にはγ2を緩和係数β(k)とし、それ以外の場合にはγ1(<γ2)を緩和係数β(k)とし、信号D(f,k)とエコー抑圧ゲインGb^(f,k)と緩和係数β(k)との積から信号D(f,k)と緩和係数β(k)との積を減算しD(f,k)に加算した結果が得られるような処理を行う。【選択図】図3
請求項(抜粋):
nは時刻を、f=1,2,...,Fは離散角周波数を、kはフレーム時刻を表し、γ1<γ2とし、 収音信号に基づいて得られる信号d(n)及び受話信号x(n)を、フレーム毎にそれぞれ周波数領域の信号D(f,k)及びX(f,k)に変換する周波数領域変換ステップと、 前記信号D(f,k)及びX(f,k)を用いて、エコー抑圧ゲインGb^(f,k)を求めるエコー抑圧ゲイン計算ステップと、 前記信号D(f,k)からエコー成分を取り除いた信号D’(f,k)を用いて、抑圧対象の信号が母音であるか子音であるかを判定する母音子音判定ステップと、 前記母音子音判定ステップにおいて、前記抑圧対象の信号が母音であると判定された場合には前記γ2を緩和係数β(k)とし、それ以外の場合には前記γ1を緩和係数β(k)とする緩和係数決定ステップと、 前記信号D(f,k)と前記エコー抑圧ゲインGb^(f,k)と前記緩和係数β(k)との積から前記信号D(f,k)と前記緩和係数β(k)との積を減算しD(f,k)に加算した結果が得られるような処理を行って、第2残留エコー抑圧信号D3(f,k)を求める第2残留エコー抑圧ステップと、 第2残留エコー抑圧信号D3(f,k)を時間領域の信号d3(n)に変換する時間領域変換ステップと、 を有する反響消去方法。
IPC (5件):
H04B 3/20 ,  H04R 3/02 ,  G10L 15/10 ,  G10L 11/00 ,  H04M 1/00
FI (5件):
H04B3/20 ,  H04R3/02 ,  G10L15/10 500Z ,  G10L11/00 402Z ,  H04M1/00 H
Fターム (11件):
5D015JJ00 ,  5D020CC06 ,  5K046BB01 ,  5K046HH57 ,  5K046HH58 ,  5K046HH69 ,  5K046HH79 ,  5K127AA03 ,  5K127GB47 ,  5K127JA07 ,  5K127MA02
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)

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