特許
J-GLOBAL ID:201103022354710282

コンクリートまたはモルタルの維持管理方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 酒井 宏明
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-021524
公開番号(公開出願番号):特開2011-158397
出願日: 2010年02月02日
公開日(公表日): 2011年08月18日
要約:
【課題】硫酸による将来の侵食状況を使用初期段階で予測することができるコンクリートまたはモルタルの維持管理方法および装置を提供する。【解決手段】コンクリートまたはモルタル(以下、コンクリート等という。)を所定濃度の硫酸に浸漬し、硫酸の濃度と浸漬期間との積と、硫酸によるコンクリート等の侵食深さとの相関関係を予め把握しておく(ステップS1)。相関関係が把握された硫酸の濃度測定用のコンクリート等と維持管理用のコンクリート等とを同じ現場環境に設置して、所定期間経過後に各侵食深さを測定する(ステップS2〜S5)。濃度測定用の侵食深さと所定期間と相関関係とに基づいて現場環境の硫酸の濃度を推定する(ステップS6)。推定した濃度と維持管理用の侵食深さと所定期間と相関関係とに基づいて現場環境のコンクリート等の将来の侵食状況を予測評価する(ステップS7)。【選択図】図1
請求項(抜粋):
硫酸雰囲気で用いるコンクリートまたはモルタルの維持管理方法であって、 コンクリートまたはモルタルを所定濃度の硫酸に浸漬し、前記硫酸の濃度と浸漬期間との積と、前記硫酸によるコンクリートまたはモルタルの侵食深さとの相関関係を予め把握しておき、 前記相関関係が把握された硫酸の濃度測定用のコンクリートまたはモルタルと、現場環境に設置されるものと同種であって前記相関関係が把握された維持管理用のコンクリートまたはモルタルとを同じ現場環境に設置して、所定期間経過後にこの現場環境の硫酸による侵食深さをそれぞれ測定し、 前記硫酸の濃度測定用のコンクリートまたはモルタルの侵食深さの測定値と、前記所定期間と、前記相関関係とに基づいて、前記現場環境の硫酸の濃度を推定し、 推定した前記現場環境の硫酸の濃度と、前記維持管理用のコンクリートまたはモルタルの侵食深さの測定値と、前記所定期間と、前記相関関係とに基づいて、前記現場環境に設置されたコンクリートまたはモルタルの将来の侵食状況を予測評価することを特徴とするコンクリートまたはモルタルの維持管理方法。
IPC (1件):
G01N 33/38
FI (1件):
G01N33/38
引用特許:
審査官引用 (2件)
引用文献:
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