特許
J-GLOBAL ID:201103030388161167

アルミニウム合金製熱交換器のろう付接合方法およびヘッダプレート材

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 棚井 澄雄 ,  豊田 武久 ,  荒 則彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-001738
公開番号(公開出願番号):特開2011-140040
出願日: 2010年01月07日
公開日(公表日): 2011年07月21日
要約:
【課題】ろう付造管法によるチューブを用い、チューブとヘッダプレートをろう付接合して熱交換器を組み立てるにあたり、特殊な加工や工程の追加、ろう付炉の変更を要することなく、ヘッダプレートからの溶融ろうのチューブへの流動によるチューブのエロージョンの発生を確実に抑制する。【解決手段】ヘッダプレートとして、表面のAl-Si系ろう材のSi濃度A(mass%)が3≦A<6のものを用い、かつチューブとヘッダプレートをろう付加熱する際に、ヘッダプレート温度Xが、X≧660-A×15にある間において、Xとチューブ温度Yが、Y-3≦Xを満たすように制御し、かつヘッダプレート最高到達温度Xmaxが、ヘッダプレートのろう材の液相線温度T2以下となり、チューブの最高到達温度Ymaxが、チューブの心材の固相線温度T3以下となるよう制御する。【選択図】図3
請求項(抜粋):
アルミニウム合金心材の片面もしくは両面にろう材をクラッドしたブレージングシートからなる板材に曲げ加工を施して、その両端部を重ね合せることによりチューブ形状とし、その両端の重ね合せ部をろう付により接合してチューブを造管し、そのチューブを、別のアルミニウム合金心材の片面もしくは両面にAl-Si系ろう材をクラッドしたブレージングシートからなるヘッダプレートとろう付接合する熱交換器のろう付接合方法において、 ヘッダプレートを構成するブレージングシートとして、Al-Si系ろう材のSi濃度が3mass%以上、6mass%未満の範囲内のものを用い、かつヘッダプレートのAl-Si系ろう材のSi濃度をA(mass%)、ヘッダープレートのAl-Si系ろう材の液相線温度をT2(°C)、チューブの心材の固相線温度をT3(°C)とし、前記チューブとヘッダプレートをろう付のために加熱するにあたり、 T1=660-A×15 で定まるしきい温度T1(°C)に対して、ヘッダプレート温度X(°C)が、 X≧T1 にある間において、ヘッダプレート温度X(°C)とチューブ温度Y(°C)が、 Y-3≦X を満たし、しかもろう付加熱中におけるヘッダプレートの最高到達温度Xmax(°C)およびチューブの最高到達温度Ymax(°C)が、それぞれ Xmax≦T2、 Ymax≦T3 を満たすように温度制御することを特徴とする、アルミニウム合金製熱交換器のろう付接合方法。
IPC (6件):
B23K 1/00 ,  F28F 9/18 ,  B23K 1/19 ,  C22C 21/00 ,  B23K 35/22 ,  B23K 35/28
FI (9件):
B23K1/00 330L ,  F28F9/18 ,  B23K1/00 S ,  B23K1/19 E ,  C22C21/00 D ,  C22C21/00 E ,  B23K35/22 310E ,  B23K35/28 310B ,  C22C21/00 J
Fターム (2件):
3L065AA10 ,  3L065CA18
引用特許:
出願人引用 (4件)
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審査官引用 (4件)
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