特許
J-GLOBAL ID:201103034578358051

金属ハニカムの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 合志 元延
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-204139
公開番号(公開出願番号):特開2001-030086
特許番号:特許第3798191号
出願日: 1999年07月19日
公開日(公表日): 2001年02月06日
請求項(抜粋):
【請求項1】 箔状のステンレスや、マグネシウムを含有した箔状のアルミニウム合金を、母材とし、該母材に離型剤を、条線状に地肌を残しつつ塗布して乾燥させた後、 複数枚の該母材を、該離型剤間に条線状に残されて露出した地肌が半ピッチずつずれた位置関係で、重積してから、炉内で加圧,加熱することにより、該母材間を、接触した該地肌間にて条線状に拡散接合させた後、 重積方向に引張力を加えて展張することにより、該母材をセル壁とし、該セル壁にて区画形成された中空柱状の多数のセルの平面的集合体たるハニカムコアを得た後、残存していた該離型剤のセラミックス粉末等の洗浄,除去が行われる、金属ハニカムの製造方法において、 該離型剤として、5重量%以上で60重量%以下であると共に粒径が5μm以下のセラミックス粉末と、1重量%以上で40重量%以下であると共に溶剤に可溶なポリビニル系樹脂よりなるバインダーと、該溶剤と、を含有してなるものが用いられており、 該離型剤の該バインダーは、ポリビニル系樹脂よりなるので、前記拡散接合の初期段階において、拡散接合のための当初の加熱により、熱分解,蒸発,消失が促進され、炭化して灰となって残留することが抑えられ、 かつ、該離型剤の該バインダーは、部分ケン化されたポリビニル系樹脂よりなり、もって、上記熱分解,蒸発,消失が一段と容易化し促進されると共に、未ケン化部分と完全ケン化部分とで熱分解,蒸発温度が異なり、未ケン化部分がまず熱分解,蒸発,消失し、次に完全ケン化部分が熱分解,蒸発,消失するので、上記熱分解,蒸発,消失が、一度に一気に行われることなく広い温度範囲のもとで段階的に徐々に緩慢なスピードで行われ、 該溶剤は、該バインダーを溶かして液状化し薄めるために、つまり該バインダーを溶解,希釈するために使用され、該バインダーに適したものが用いられており、乾燥時に揮発,蒸発,消失し、 該離型剤の該セラミックス粉末は、周期表の3A族元素の酸化物の粉末よりなること、を特徴とする金属ハニカムの製造方法。
IPC (4件):
B23K 20/00 ( 200 6.01) ,  B23K 20/18 ( 200 6.01) ,  B32B 3/12 ( 200 6.01) ,  B23K 101/02 ( 200 6.01)
FI (4件):
B23K 20/00 310 L ,  B23K 20/18 ,  B32B 3/12 A ,  B23K 101:02
引用特許:
審査官引用 (3件)

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