特許
J-GLOBAL ID:201103038139396201

金属銅微粒子の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 宮崎 昭夫 ,  石橋 政幸 ,  緒方 雅昭
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-181657
公開番号(公開出願番号):特開2011-032558
出願日: 2009年08月04日
公開日(公表日): 2011年02月17日
要約:
【課題】形成される金属銅微粒子の平均粒子径を目的とする範囲で調整することを可能とした、新たな金属銅微粒子の作製方法の提供。【解決手段】無水ギ酸銅粉末に、二座配位子として機能するアミノアルコールを作用させ、アミノアルコール錯体として溶解し、非極性有機溶媒により希釈した混合液を調製し、85°C以上90°C以下に加熱しつつ、無水ギ酸銅に含まれる銅1モル量当たり、脂肪族モノカルボン酸を0.05モル量以上0.5モル量以下、脂肪族モノアミンを、0.05モル量以上0.15モル量以下の範囲に選択して、添加し、反応溶液を作製し、90°C以上120°C以下で加熱して、分解還元反応を進行させ、平均粒子径10nm〜50nmの金属銅微粒子を形成し、同時に、形成される金属銅微粒子の表面に、脂肪族モノアミンまたは脂肪族モノカルボン酸からなる被覆層を形成する。【選択図】なし
請求項(抜粋):
表面に被覆剤分子からなる被覆層を有する、平均粒子径10nm〜50nmの金属銅微粒子を製造する方法であって、 該金属銅微粒子の製造方法は、 液相中において、無水ギ酸銅を原料として、該無水ギ酸銅中に含まれる銅カチオンを、銅原子に還元し、該銅原子から金属銅微粒子を形成する方法であり、 該方法は、 (工程1) 無水ギ酸銅に含まれる銅原子1モル量当たり、 沸点が130°C以上、300°C以下の二座配位子として機能するアミノアルコールを、アミノ窒素原子の総和が1.3モル量以上2モル量以下の範囲となる量を用いて、 無水ギ酸銅と前記アミノアルコールとを混合し、60°C以上90°C未満の範囲に選択する温度に加熱し、無水ギ酸銅を該アミノアルコール中に溶解してなる溶液を調製し、 該溶液中において形成される、無水ギ酸銅と前記二座配位子として機能するアミノアルコールとからなる錯体を含んでなる溶液とする工程と、 (工程2) 工程1で調製される、前記無水ギ酸銅と二座配位子として機能するアミノアルコールとからなる錯体を含んでなる溶液に対して、該溶液の液量1容当たり、 沸点が130°C以上、250°C以下の非極性有機溶媒を、1/4容〜2容の範囲に選択される液量を混合して、混合液を調製する工程と、 (工程3) 工程2で調製される混合液を、85°C以上90°C以下の範囲に選択する温度に加熱し、 無水ギ酸銅に含まれる銅原子1モル量当たり、 沸点が130°C以上、500°C以下の脂肪族モノカルボン酸を、0.05モル量以上0.5モル量以下の範囲となる量、 沸点が130°C以上、500°C以下の脂肪族モノアミンまたは一座配位子として機能可能な脂肪族ジアミンを、0.05モル量以上0.15モル量以下の範囲となる量、 に選択して、選択された添加モル量の脂肪族モノカルボン酸と、脂肪族モノアミンまたは脂肪族ジアミンを添加し、 前記混合液中に溶解してなる反応溶液を調製する工程と、 (工程4) 工程3で調製される反応溶液を、90°C以上120°C以下の範囲に選択する温度に加熱し、 前記脂肪族モノカルボン酸と、脂肪族モノアミンまたは脂肪族ジアミンの存在下において、二価の銅カチオン種を銅原子へと還元する反応を行い、 前記還元反応で生成する銅原子から、平均粒子径10nm〜50nmの金属銅微粒子を形成し、同時に、 形成される平均粒子径10nm〜50nmの金属銅微粒子の表面に、前記脂肪族モノアミン、脂肪族ジアミンまたは脂肪族モノカルボン酸からなる被覆層を形成する工程と を有する ことを特徴とする金属銅微粒子の製造方法。
IPC (3件):
B22F 9/24 ,  B22F 1/00 ,  B22F 1/02
FI (3件):
B22F9/24 B ,  B22F1/00 L ,  B22F1/02 B
Fターム (16件):
4K017AA03 ,  4K017AA06 ,  4K017BA05 ,  4K017CA08 ,  4K017DA01 ,  4K017DA02 ,  4K017DA09 ,  4K017EJ02 ,  4K017FB03 ,  4K017FB07 ,  4K018BA02 ,  4K018BB05 ,  4K018BC29 ,  4K018BD01 ,  4K018BD04 ,  4K018BD10
引用特許:
審査官引用 (4件)
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