特許
J-GLOBAL ID:201103039040259365

ノイズ分散による入力対数尤度比のスケーリングに基づくsum-product復号法(ビリーフプロパゲーション法)の計算手法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 上野 剛史 ,  太佐 種一 ,  市位 嘉宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-283872
公開番号(公開出願番号):特開2011-129981
出願日: 2009年12月15日
公開日(公表日): 2011年06月30日
要約:
【課題】有限のダイナミック・レンジをもつ固定小数点演算を用いて実装する場合に、ノイズの分散が小さくなっても安定して動作するような復号手法(近似的復号手法)を実現。【解決手段】(LDPC又はターボ)符号についてsum-product復号法(ビリーフプロパゲーション法)を用いる計算を、コンピュータに実行させる。入力から対数外部値比の更新式を計算するにあたって、この更新式が式の変形によって複数の項の和(の組合せ)として表現されて、通信路ノイズの分散が対数に対して乗算する係数(スケール・ファクター)になる項として、複数項の和を構成している他の項とは分離した項になるように、変数変換(スケール変換)した(分離)修正項を準備する。推定された通信路ノイズの分散を入力として、この(分離)修正項を、有限の数のビット列上の固定小数点に基づいてコンピュータに(反復)計算できるように、簡単な関数によって近似する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
(LDPC又はターボ)符号を復号するプロセスの一部として、ビリーフプロパゲーション法を用いる計算についての各ステップを、コンピュータに実行させる方法であって、 ビリーフプロパゲーション法における対数外部値比の更新式を計算するにあたって、この更新式が式の変形によって複数の項の和(の組合せ)として表現されて、通信路ノイズの分散が対数(log)に対して乗算する係数(スケール・ファクター)になる項として、複数項の和を構成している他の項とは分離した項になるように、変数変換(スケール変換)した(分離)修正項を準備するステップと、 推定された通信路ノイズの分散を入力として、この(分離)修正項を、有限の数のビット列上の固定小数点(m,f:mはビットの総数、fは小数点以下に割り当てるビットの数)に基づいてコンピュータに(反復)計算できるように、簡単な関数によって近似するステップと、 を有する、 方法。
IPC (2件):
H03M 13/45 ,  H03M 13/19
FI (2件):
H03M13/45 ,  H03M13/19
Fターム (3件):
5J065AD07 ,  5J065AG05 ,  5J065AH21
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)

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