特許
J-GLOBAL ID:201103060615160829
熱中性子束モニタ
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
成瀬 重雄
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-511775
特許番号:特許第3976772号
出願日: 2004年01月21日
請求項(抜粋):
【請求項1】 第1シンチレータと、第2シンチレータと、光検出部とを備えており、前記第1シンチレータは、熱中性子と核反応を起こす核種を備えており、前記第2シンチレータは、前記熱中性子と核反応を起こす核種を第1シンチレータよりも少ない濃度で備えており、前記光検出部は、前記第1シンチレータと前記第2シンチレータの発光出力に基づいて熱中性子束を測定する熱中性子束モニタであって、
さらに導光路(5)を備えており、
前記導光路(5)は、第1導光部(51)と第2導光部(52)とを備えており、
前記第1シンチレータ(1)は、第1導光部(51)の先端に、これと隣接して配置されており、
前記第2シンチレータ(2)は、第2導光部(52)の先端に、これと隣接して配置されており、
前記光検出部(3)は、光電子増倍管(31・36)と波形整形増幅器(32・37)と波高弁別器(33・38)とカウンタ(34・39)とコンピュータ(40)とを備えており、
前記光電子増倍管(31)と波形整形増幅器(32)と波高弁別器(33)とカウンタ(34)とは、前記第1シンチレータ(1)に対応しており、かつ、コンピュータ(40)への入力系統を構成しており、
前記光電子増倍管(36)と波形整形増幅器(37)と波高弁別器(38)とカウンタ(39)とは、前記第2シンチレータ2に対応しており、かつ、コンピュータ(40)への入力系統を構成しており、
前記光電子増倍管(31)は、第1シンチレータ(1)からの光を、前記第1導光部(51)を介して受光するようになっており、
前記光電子増倍管(36)は、第2シンチレータ(2)からの光を、前記第2導光部(52)を介して受光するようになっており、
前記コンピュータ(40)は、カウンタ34およびカウンタ39からの出力を受け取り、次の(a)及び(b)の動作、すなわち、
(a)各カウンタからの出力に基づいて、所定時間毎の発光回数を算出する動作;
(b)カウンタ(34)に基づく発光回数の合計出力から、カウンタ(39)に基づく発光回数の合計出力を減算し、算出された値に換算係数を乗じて、熱中性子束の値を得る動作、
を行う構成となっており、
前記コンピュータ(40)は、前記(b)の動作において、以下の算出式に基づいて、前記各シンチレータの合計出力から熱中性子束とγ線線量とを計算することを特徴とする熱中性子束モニタ。
ここで、n:熱中性子束、g:γ線線量、a:熱中性子に対する第1シンチレータの感度、c:熱中性子に対する第2シンチレータの感度、b:γ線に対する第1シンチレータの感度、d:γ線に対する第2シンチレータの感度、X:第1シンチレータの合計出力、Y:第2シンチレータの合計出力である。
IPC (2件):
G01T 3/06 ( 200 6.01)
, G01T 1/20 ( 200 6.01)
FI (3件):
G01T 3/06
, G01T 1/20 B
, G01T 1/20 C
引用特許:
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