特許
J-GLOBAL ID:201103060711913781

UHMWPEの紡糸法、それによって製造されるUHMWPEマルチフィラメント糸およびその使用

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 山田 行一 ,  野田 雅一 ,  清水 義憲 ,  池田 成人
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-537334
公開番号(公開出願番号):特表2011-506787
出願日: 2008年12月17日
公開日(公表日): 2011年03月03日
要約:
本発明は、超低dtexフィラメントを含む高引張強さの超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)マルチフィラメント糸を製造するためのゲル紡糸法であって、UHMWPEの溶液を紡糸口金に通してエアギャップ中に紡ぐようにして出すことによって得られる流体フィラメントに適用される延伸比DRfluidが少なくとも450であり、ここでDRfluid=DRsp*DRagであり、DRspおよびDRagはそれぞれ紡糸孔およびエアギャップにおける延伸比であるが、ただし、DRagが少なくとも30であることを条件とすることを特徴とする、ゲル紡糸法に関する。それによって製造されるUHMWPEマルチフィラメント糸は、少なくとも3.5GPaの引張強さを特徴とし、0.5dtex以下のフィラメントを含んでいた。本発明はさらに、前記糸を含む製品、例えば、布帛、医療器具ならびに複合物品および衝撃物品(ballistic article)に関する。
請求項(抜粋):
超低dtexフィラメントを含む高引張強さのUHMWPE糸をゲル紡糸するための方法であって、 a)溶剤中にUHMWPEを含む溶液を調製するステップと; b)ステップa)の前記溶液を紡糸口金に通してエアギャップ中に紡ぐようにして出して流体フィラメントを形成するステップであって、前記紡糸口金が複数の紡糸孔を含み、直径が漸減している少なくとも1つのゾーンをそれぞれの紡糸孔が含み、前記溶液が前記エアギャップに出される前記紡糸孔の下流部直径が0.1から1.5mmの間である、ステップと; c)DRfluid=DRsp × DRagの流体延伸比で前記流体フィラメントを延伸するステップであって、DRspおよびDRagがそれぞれ前記紡糸孔および前記エアギャップでの延伸比である、ステップと; d)前記流体フィラメントを冷却して溶剤含有ゲルフィラメントを形成するステップと; e)少なくとも4の延伸比DRsolidで前記固体フィラメントを延伸する前、その間またはその後に、残っている溶剤を前記ゲルフィラメントから少なくとも一部除去して固体フィラメントを形成するステップと を含み、DRagが少なくとも30であるという条件において、前記流体フィラメントを少なくとも450の流体延伸比DRfluidで延伸することを特徴とする方法。
IPC (6件):
D01F 6/04 ,  D02G 3/02 ,  D02J 1/22 ,  D03D 15/00 ,  A61L 17/00 ,  A61L 27/00
FI (6件):
D01F6/04 A ,  D02G3/02 ,  D02J1/22 J ,  D03D15/00 A ,  A61L17/00 ,  A61L27/00 W
Fターム (33件):
4C081AB13 ,  4C081AB17 ,  4C081AC02 ,  4C081AC03 ,  4C081AC06 ,  4C081BB07 ,  4C081BB08 ,  4C081CA021 ,  4C081DA04 ,  4C081DA05 ,  4C081EA03 ,  4L035AA04 ,  4L035BB05 ,  4L035BB22 ,  4L035BB69 ,  4L035BB81 ,  4L035BB94 ,  4L035DD13 ,  4L035EE09 ,  4L035FF01 ,  4L035HH02 ,  4L035MA01 ,  4L036MA04 ,  4L036PA01 ,  4L036PA03 ,  4L036UA07 ,  4L048AA15 ,  4L048AA43 ,  4L048AA46 ,  4L048AA48 ,  4L048AB07 ,  4L048AC09 ,  4L048CA01
引用特許:
審査官引用 (4件)
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