特許
J-GLOBAL ID:201103070775024315

ガスエンジンの副室差圧制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 高橋 昌久 ,  松本 廣
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-120812
公開番号(公開出願番号):特開2002-317664
特許番号:特許第4418124号
出願日: 2001年04月19日
公開日(公表日): 2002年10月31日
請求項(抜粋):
【請求項1】 給気管路にて燃料ガスと空気とが混合された希薄混合気を該給気管路を通して燃焼室内に導入し、副室内において副室ガス供給路を通して供給される着火用燃料ガスと前記燃焼室から副室噴口を通って流入する前記希薄混合気とを混合して形成される濃混合気に着火し、この着火火炎を前記副室噴口から燃焼室内に噴出せしめて該燃焼室内の希薄混合気を完全燃焼するように構成されたガスエンジンにおける副室差圧制御装置において、 前記副室ガス供給路に設けられて該副室ガス供給路の通路面積を調整する副室ガス調整弁と、該副室ガス調整弁の下流側の前記副室ガス供給路と前記希薄混合気を燃焼室に導入する給気管路との差圧即ち副室差圧を検出する副室差圧検出器と、エンジン出力及びエンジン回転数と前記副室差圧との関係が予め設定されるとともにエンジン出力検出器及びエンジン回転数検出器からエンジン出力及びエンジン回転数の検出値が夫々入力され前記エンジン出力及びエンジン回転数と副室差圧との関係の設定値から前記エンジン出力及びエンジン回転数の検出値に対応する差圧目標値P0を算出する差圧目標値設定手段、及び前記差圧目標値設定手段から入力される差圧目標値と前記副室差圧検出器から入力される副室差圧の検出値との偏差を算出し該偏差に基づき前記副室差圧が前記差圧目標値になるように前記副室ガス調整弁の開度を制御するガス調整弁制御手段を有する差圧制御装置とを備え、さらに、差圧制御装置は前記差圧目標値設定手段にて算出される差圧目標値P0をガスエンジンの失火を抑えるような差圧値およびガスエンジンのハンチングを抑えるような差圧値およびガスエンジンにて発生するNOx排出量を許容NOx排出量以下に抑えるような差圧値にそれぞれ補正する差圧目標値補正手段を備え、 前記差圧目標値補正手段は、エンジン出力またはエンジン回転数と副室差圧とに対して失火域および不安定燃焼域の関係が設定された差圧目標値補正線図に基づいて失火を阻止する副室差圧目標値の失火補正係数k1、ハンチングを阻止するハンチング補正係数k2、およびNOx排出量を許容値以内にするNOx補正係数k3を算出し、さらに、前記差圧目標値補正手段は失火検出器にて失火が検出されたとき前記差圧目標値設定手段にて算出された差圧目標値P0に前記失火補正係数k1を乗じて下限値より下がらない範囲内で小さくする補正をし、ハンチング検出器にてハンチングが検出されたときまたはNOx検出器で許容NOx排出量以上が検出されたとき前記差圧目標値設定手段にて算出された差圧目標値P0に前記ハンチング補正係数k2を乗じてまたはP0に前記NOx補正係数k3を乗じて上限値を超えない範囲内で大きくする補正をすることを特徴とするガスエンジンの副室差圧制御装置。
IPC (7件):
F02D 19/02 ( 200 6.01) ,  F02B 19/10 ( 200 6.01) ,  F02D 41/14 ( 200 6.01) ,  F02D 41/20 ( 200 6.01) ,  F02D 45/00 ( 200 6.01) ,  F02M 21/02 ( 200 6.01) ,  F02P 17/12 ( 200 6.01)
FI (12件):
F02D 19/02 D ,  F02B 19/10 A ,  F02B 19/10 G ,  F02D 41/14 330 Z ,  F02D 41/20 345 ,  F02D 45/00 328 ,  F02D 45/00 364 K ,  F02D 45/00 368 Z ,  F02M 21/02 F ,  F02M 21/02 V ,  F02M 21/02 301 B ,  F02P 17/00 F
引用特許:
審査官引用 (5件)
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