特許
J-GLOBAL ID:201103072961750576

ディジタル保護継電システム及びディジタル保護継電システムのサンプリング同期方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 高橋 省吾 ,  稲葉 忠彦 ,  村上 加奈子 ,  中鶴 一隆
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-157904
公開番号(公開出願番号):特開2011-015543
出願日: 2009年07月02日
公開日(公表日): 2011年01月20日
要約:
【課題】GPS信号を利用した従来のデジタル保護継電システムでは、隣接する保護継電装置との通信における往還のそれぞれの伝達経路が異なり遅延時間が異なる場合についてGPS受信信号の異常時に対応できない。【解決手段】往還のサンプリング信号からデータ受信までの遅延時間の差を算出・記憶し、GPS信号異常時は、新たに求めた各遅延時間と記憶している遅延時間の差から、隣接する保護継電装置のサンプリング信号間の同期を取る。【選択図】図1
請求項(抜粋):
送電線を介して結ばれ、GPS信号で同期を取って電力系統の電気量をサンプリングする第1および第2のディジタル保護継電装置が設置されたディジタル保護継電システムにおいて、 前記第1のディジタル保護継電装置は、 電気量を所定周期でサンプリングするタイミングを決定する第1のサンプリング信号を出力する第1のサンプリング信号出力手段と、 前記第1のサンプリング信号によりサンプリングした第1の電気量データを前記第2のディジタル保護継電装置へ第1のデータ通信経路で送信するとともに、前記第2のディジタル保護継電装置側で第2のサンプリング信号出力手段から出力された第2のサンプリング信号によりサンプリングされ第2のデータ通信経路で送信された第2の電気量データを受信するデータ通信手段と、 前記第1のサンプリング信号の出力時から前記第2の電気量データの受信時までの第1のデータ通信遅延時間と、前記第2のディジタル保護継電装置側で演算され送信されて前記データ通信手段を介して受け取った前記第2のサンプリング信号の出力時から前記第1の電気量データの受信時までの第2のデータ通信遅延時間、との遅延時間差を演算する遅延時間差演算手段と、 前記遅延時間差を記憶する記憶手段と、 前記GPS信号の異常時、前記第1のサンプリング信号の出力時から前記第2の電気量データの受信時までの第3のデータ通信遅延時間と、前記第2のディジタル保護継電装置側で演算され送信されて前記データ通信手段を介して受け取った前記第2のサンプリング信号の出力時から前記第1の電気量データの受信時までの第4のデータ通信遅延時間と、前記記憶手段から読み出したGPS信号の正常時の前記遅延時間差とから前記第1のサンプリング信号と前記第2のサンプリング信号のタイミング差を演算するタイミング差演算手段と、 前記タイミング差に基づき前記第1のサンプリング信号を補正して前記第1の サンプリング信号と前記第2のサンプリング信号の同期を取る第1の補正手段と を備えたディジタル保護継電システム。
IPC (2件):
H02H 3/28 ,  H04L 7/00
FI (2件):
H02H3/28 W ,  H04L7/00 B
Fターム (13件):
5G047AA01 ,  5G047AB05 ,  5G047BB01 ,  5G047CA01 ,  5G047CA06 ,  5G047CA07 ,  5K047AA03 ,  5K047BB01 ,  5K047GG09 ,  5K047GG10 ,  5K047MM24 ,  5K047MM36 ,  5K047MM38
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (3件)

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