特許
J-GLOBAL ID:201103083078327770

衛星測位システムの異常値検出装置、異常値検出方法及び異常値検出プログラム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松浦 兼行
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-061878
公開番号(公開出願番号):特開2011-196738
出願日: 2010年03月18日
公開日(公表日): 2011年10月06日
要約:
【課題】観測環境に変化が生じたり、各データ間に時系列的な相関関係がある場合であっても、精度良く衛星測位システムの異常値を検出する。【解決手段】異常値指標算出部11は、衛星測位システムの各人工衛星と受信機との間の擬似距離などの時系列データの各時刻における異常値指標を算出する。動的モデル構成部12は、一定期間において異常値指標から動的にモデルを構成し、その動的モデルに基づいて、時系列の異常値指標から変化点指標を算出する。変化点指標は、突発的に増減した時系列値が存在する場合、その時系列値が単発的な動的モデルからの外れ値であるのか、それとも入力データの動的モデル自体が変化しているのかを判断する指標である。異常値検出部13は、変化点指標を予め設定した閾値と比較し、変化点指標の値が閾値よりも大きければ、その時刻の変化点指標に対応する異常値指標を異常値として検出する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
衛星測位システムの異常値の検出対象である時系列値を第1の確率変数として、前記時系列値の重み付け統計量に基づき、所定の時刻以前の第1の期間における第1の確率密度関数を算出して第1の確率分布として取得する第1確率分布取得手段と、 前記第1の期間内の単位時刻である各時刻tについて前記第1確率分布取得手段により取得された前記第1の確率分布に基づき、前記時刻tの直前の時刻t-1における前記第1の確率変数の選択情報量を不確実性指標として算出する不確実性指標算出手段と、 前記時刻t以前の、前記第1の期間より短い第2の期間内で、前記不確実性指標算出手段により算出された前記不確実性指標の平均値を算出し、その平均値を第2の確率変数として、前記第2の確率変数の重み付け統計量に基づき、前記第1の期間における第2の確率密度関数を算出して第2の確率分布として取得する第2確率分布取得手段と、 前記第2確率分布取得手段により各時刻t毎に取得された前記第2の確率分布に基づき、前記第2の確率分布の取得時刻tの直前の時刻t-1以前の前記第2の期間内の前記第2の確率分布の平均情報量を変化点指標として算出する変化点指標算出手段と、 前記変化点指標算出手段により算出された前記変化点指標を予め設定された閾値と比較し、前記閾値より大きな値の前記変化点指標に対応する前記時系列値を前記異常値として検出する異常値検出手段と を有することを特徴とする衛星測位システムの異常値検出装置。
IPC (4件):
G01S 19/08 ,  G01S 19/23 ,  G01S 19/20 ,  G01C 21/28
FI (4件):
G01S5/14 525 ,  G01S5/14 540 ,  G01S5/14 537 ,  G01C21/00 D
Fターム (6件):
2F129BB03 ,  2F129BB46 ,  5J062AA09 ,  5J062BB03 ,  5J062CC07 ,  5J062DD23
引用特許:
出願人引用 (4件)
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審査官引用 (4件)
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引用文献:
出願人引用 (1件)
  • 「データマイニングによる異常検知」, 20090525, p.45-58
審査官引用 (1件)
  • 「データマイニングによる異常検知」, 20090525, p.45-58

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